看板通販サインシティです。
今回は展示会、写真展などで利用する発泡パネル印刷の材料から印刷の種類までを説明させて頂きます。
発泡パネルには「ハレパネ」・「のりパネ」・「ウッドラック」など様々なブランドがあるのですが、種類も多く何を基準にしたら良いのか迷うのではないでしょうか。
まずはじめに、素材の種類から用途、サイズについて詳しく説明してまいります。
発泡パネル素材の種類
そもそも、発泡パネルとはどのような材料なのでしょうか。
原料となるのはポリスチレン樹脂と呼ばれている原油・ナフサを原料にしているプラスチックです。
ポリスチレン樹脂に発泡剤を混ぜ、発泡させてできた材料が展示会パネルや写真パネル、説明パネルなどで利用されている軽量なボード材です。
このボード材の総称を一般的にはスチレンボードと呼びます。
発泡ポリスチレンは軽量で加工性、断熱性、耐衝撃性に優れており、食品トレーなどでも広く使用されている素材です。
発泡パネルの用途
ポスター、写真などを貼ることで、パネルとして厚みをもたせる用途で使用されることが多いです。
スーパー、ドラッグストア、家電量販店などの販促POPから展示会や個展、プレゼン用の説明パネル、等身大パネルなどでご使用頂いています。
パネル印刷のお悩み解消
パネル印刷の材料となるスチレンボードには種類が豊富にあります。
ブランドごとに名称の違いはありますが、のり付きとのり無し(紙貼り)のものに大きく分けられます。
用途の違いはポスターなどの貼り合わせたい相手にのりが付いているかどうかで選択します。
また、パネル印刷での悩みの一つはパネルの反りではないかと思います。
発泡パネルの特性上、スチレンボードはどうしても反りが発生してしまいます。
サイズが大きくなるほど反りの問題も深刻になるのではないでしょうか。
そんなお悩みを少しでも解消してくれるのが、反り対策が施してあるスチレンボードとなりますので参考にしてみて下さい。
■スチレンボード 紙貼り仕様・ 白(反り対策品)の商品一覧はこちら
■スチレンボード 片面のり付き・白(反り対策品)の商品一覧はこちら
白色のイメージが強いスチレンボードですが実は黒色もあります。
芯材まで黒色のスチレンボードは写真パネルなどの高級感を演出したりするのに大変便利なアイテムとなっています。
発泡パネルのサイズ
発泡パネルの材料であるスチレンボードのサイズを説明します。
業務用で大量にパネル製作をする場合は、大判のL判サイズ、3×6サイズ、1×2サイズ、4×8サイズが便利です。
個人での利用など少量のパネル製作であれば、A版はA4サイズからA0サイズまで、B版はB5サイズからB0サイズまであり、1枚からでも購入が可能です。
発泡パネル印刷の種類
発泡パネルの印刷方法にも種類があります。
コート紙や光沢紙などの紙を使用した印刷のほか、合成紙と呼ばれる樹脂素材の材料を使用することもあります。
印刷機(プリンター)の種類、仕上がりの発色性、使用用途などで変わります。
水性プリンターを使用した印刷には「ロール紙」と呼ばれる紙を使用することが多いですが、サイン・看板系業者様の仕事では屋外利用のものが多いため、溶剤・LATEXプリンターを使用して「インクジェットメディア」と称される塩ビシートに印刷したものを貼ることが多いです。
以前は、水性プリンターの繊細な表現に大判プリントを得意とする溶剤プリンターが見劣りすることもありましたが、プリンターの技術進化とともに遜色のないレベルとなってきていると思います。
印刷の表面にラミネートフィルムを施し、印刷面の汚れや紫外線からの保護を目的とするためのラミネート加工をすることもできます。
■ポスター用のロール紙(水性用インクジェットメディア)はこちら
パネルフレームで付加価値アップ
発泡パネルは簡易的なアイテムというイメージが強いかと思いますが、一工夫することで各段に高級感を出し、イメージを変えることができます。
そんな材料がパネルフレームであるスチレンボード用のフレームです。
印刷を終えたパネルに取り付けるディスプレイフレームで、いわゆる額縁的な役割をはたすアルミニウム製のパネルオプションとなります。
シルバーだけではなく、木目調など雰囲気をガラッと変えられるフレームもあります。
主に3~9mm厚のパネルに対応しています。
SDGsへの貢献
前述したとおりスチレンボードの原料はプラスチックです。素材メーカーからもSDGsへの貢献、環境に配慮する取り組みがスタートしています。
「goo!パネ RC-eco」は、再生プラスチックを50%以上使用し、エコマークの取得をしているスチレンボードです。
芯材のスチレンボードと表面紙を剥がすことが容易にできるため、紙とプラスチックに分けて廃棄することが可能な商品です。
SDGsの掲げる
「12.つくる責任 つかう責任」
「13.気候変動に具体的な対策を」
などの目標達成に貢献できると思います。
■goo!パネ RC-ecoの商品一覧はこちら
脱プラスチックの観点から、スチレンボードの代替材として段ボールを利用する動きもあります。
「goo!パネ フルートW」は芯材が段ボール素材のため、廃棄時は可燃ごみとして処理することができる環境に配慮したパネル材料となります。
■goo!パネ フルートWの商品一覧はこちら
また印刷の素材に関しても、脱プラスチックの取り組みとして代替となる材料が提供されています。
新素材「LIMEX」は石灰石を主原料とし、プラスチックの代替だけではなく紙の代替素材にもなる革新的な製品です。
■LIMEXシートの商品一覧はこちら
まとめ
いかがでしたでしょうか。
サインシティでは発泡パネルの材料販売から印刷まで広く対応しております。
業務用としても多用されるサブロクサイズ(3×8)やシハチサイズ(4×8)など大判サイズも各種ネット通販最安へ挑戦しておりますので、発泡パネルがご入用の際にはぜひチェックくださいませ^^
宜しくお願いいたします!