閉店しやすい飲食店のジャンル(業態)は?長続きするジャンルも解説

看板通販サイト『サインシティ』です。

今回の看板ブログは、
飲食店で閉店しやすいジャンル(業態)や、逆に長続きしやすいジャンル(業態)について、事例を交えながら詳しく解説していきます。

よろしければぜひご覧くださいませ!


サインシティでは飲食店・店舗・企業のあらゆる看板をネット通販最安値へ挑戦しております!
看板デザインから製作までお任せください。取付工事も全国ご対応しております!

飲食店が閉店してしまうまでの平均的な年数

飲食業は新規にお店を開店しやすい反面、閉店しやすい業界でもあります。

一般的に、飲食店は平均して3~5年で閉店すると言われています。
これは、競争が激しいことや、経営者の経験不足、立地条件などが主な原因とされております。

飲食店で閉店しやすいジャンル(業態)

閉店しやすい飲食店のジャンルとしてよく挙げられる業種について、主な閉店理由をそれぞれ解説していきます。

1. 居酒屋

居酒屋は、幅広い客層を狙うことができるため開業しやすい反面、競合が多く消費者の嗜好が変わりやすいため閉店しやすいとされています。
また、人件費や物価の上昇の影響で、経営が厳しくなっていることも要因のひとつです。

そして大きな要因として挙げられるのが『若者のお酒離れ』です。

欧米では『ソバーキュリアス』という、健康の為にお酒を飲まない、もしくは適量な飲酒を心がけるといったライフスタイルが若者の間で広がっています。
日本でも健康志向は高まっており、健康のために飲酒を控えるという流れや、「お付き合い」の飲み会への不参加が増えるなど、若者を中心にお酒離れが広がっています。

こうした様々な複合的な影響のため、居酒屋は経営が難しいと言われています。

2. ラーメン店

ラーメン店は人気のジャンルでありながら、それ故に激戦区となっているため閉店しやすいとされています。
特に、個人経営のラーメン店は、味やサービスの差別化が難しく、チェーン店や有名店との競争に敗れることが多いです。

また、現在は原材料価格の上昇や人件費の高騰も、閉店につながる要因となっています。
小麦から人件費まであらゆるコストが高騰している中でも、
ラーメン業界では古くから『1,000円の壁』と呼ばれる単価の問題があり、ラーメンの1杯単価をなかなか上げづらいという状況があります。
実際、都内のラーメン店においても1杯あたりの価格帯は700円後半から800円台に長く落ち着いています。

そんな中、神奈川の人気ラーメン店「らぁ麺 飯田商店」はラーメン1杯1,600円、つけ麺が2,000円。
ホリエモンこと堀江貴文氏が参画したWAGYUMAFIAの日本最高級のラーメンWAGYUJIROは1杯10,000円など、
高価格帯のラーメンも登場しており、今後1杯あたりの単価を業界全体で上げていくことができるかが注目を集めています。

3. 喫茶店

喫茶店は、昔ながらの喫茶店から新しいコンセプトのお店まで幅広く存在しますが、競争が激しく、顧客のニーズに応えるためのメニューやサービスの開発が求められるため、閉店しやすいジャンルのひとつです。

また、若者を中心にコーヒー専門店やチェーンカフェが増えており、昼食需要では多くのファーストフード店が競合となるなど、喫茶店にとっての競争相手が大幅に増えていることも要因となっています。

コメダ珈琲のような成功事例もありますが、業界的には厳しい状況が続いているというデータが様々出ております。

4. カフェ

カフェは、若い世代を中心に人気がありますが、他の飲食店と同様に競争が激しく、新しいコンセプトや独自性を持ったカフェが続々と登場しています。
そのため、差別化が難しく、集客に苦労することが多く、閉店しやすいジャンルとされています。

特に最近ではSNSをうまく活用した集客など、マーケティングスキルもカフェ運営には強く求められるため、そうした部分が補えない場合は閉店となる可能性も高くなってしまうと思います。

5. ファーストフード店

ファーストフード店は、低価格で大量に提供することで利益を上げるビジネスモデルですが、競争が激しく、競争力の高さや地域の需要によって成功するかどうかが左右されます。

また、健康志向の高まりにより、ファーストフードに対する需要が減少していることも影響しています。

また、大量のアルバイトが必要となる点も、人件費や求人広告費用が高騰している現在では利益を圧迫ている要因となっています。

飲食店で長く続きやすいジャンル(業態)

次に長続きしやすい飲食店のジャンルを解説していきます。

『飲食店ドットコム』の調査によると、
3年以上営業をしている店舗が全体の5割以上というジャンル(業種)は、
寿司とフランス料理のみといったデータがあるようです。

その為、下記の中でも寿司・フランス料理は飲食業界の中では長く続きやすいジャンル(業種)となります。

1. 寿司

寿司店が長く続きやすい理由としては、
まず一つに参入障壁が高いという点が挙げられます。

寿司職人の修行期間は10年とも言われ、希望しても即独立して始められるような業種ではありません。
そのため競合の絶対数も少なく、その結果長く続く店舗が多いとされています。

また寿司店の場合、ラーメン店で言うところの『1,000円の壁』のような単価の問題も少なく、ファーストフード等の薄利多売とは異なる点が大きなポイントとして挙げられます。

2. フランス料理

フランス料理店が長く続きやすい理由も、寿司店と共通する部分が多いと思います。

・修行期間が長く参入障壁が高い
・客単価が高額
・競合が少ない

実際に多くの飲食店が集まる地域でも、フランス料理店がいくつもひしめき合うといったことはあまりないかと思います。

3. 定食屋・食堂

地域密着型であり、リーズナブルな価格で提供される定食屋・食堂は、家族連れやサラリーマンなど幅広い客層から支持されることが多く、長続きしやすいジャンルとされています。

また、地元の食材を活用したメニューが提供されることが多いため、地域の経済にも貢献しやすいです。

多くの方の生活の一部となっているような定食屋さんも多く、安定した売上が上げられる点は継続していく上で大きな強みとなります。

4. 和食・日本料理店

和食・日本料理店は、日本の伝統的な食文化を提供するため、観光客や地元客など幅広い層から支持されることが多く、長続きしやすいジャンルとされています。
また、健康志向が高まる中で、和食はヘルシーで栄養バランスが良いとされており、その需要が増加しています。

欧米以外にもフィリピンや中国、台湾などアジア諸国からの旅行者も増えており、和食・日本料理は今後の需要も期待されています。

まとめ

閉店しやすい飲食店のジャンルは、居酒屋、ラーメン店、喫茶店、カフェ、ファーストフード店などが挙げられます。
これらのジャンルは、競争が激しく、差別化が難しいことがその要因となっています。

一方で、寿司、フランス料理、定食屋・食堂、和食・日本料理店などは、長続きしやすいジャンルとされています。
これらのジャンルは、参入障壁が高い点や、幅広い客層から支持されることが多く、リピーターが増えやすいことが長続きの要因となっています。

飲食店経営においては、閉店しやすいジャンルや長続きしやすいジャンルを理解するだけでなく、独自性や差別化を追求し、顧客ニーズに応えることが重要です。
また、人件費や原材料費のコントロール、効果的な集客方法を考えることも、経営の成功につながる要素です。

最後に、どのジャンルにおいても、常に市場の動向をキャッチし、柔軟な経営を心掛けることが、飲食店経営の長続きに繋がると言えるでしょう。
これから飲食店を開業される方や、すでに経営されている方にも、本記事が参考になれば幸いです。


サインシティでは飲食店・店舗・企業のあらゆる看板をネット通販最安値へ挑戦しております!
看板デザインから製作までお任せください。取付工事も全国ご対応しております!

サインシティでヤフーショッピングへも出店しております!

サインシティ

私たちは、看板・サイン資材のネット販売から、オリジナル看板製作・現場での取付施工まで自社で行っています。
看板のことならサインシティに、是非ともお任せ下さい!