合成樹脂とは? 樹脂素材の種類と特性について

合成樹脂とは? 樹脂素材の種類と特性について

看板通販のサインシティです。
今回は、看板の材料としてもよく使われる「樹脂」について取り上げたいと思います。

一般的に「樹脂」と呼ばれるものには2種類あります。

まず、植物から産出される物質(樹液・脂〈やに〉など)の総称である「天然樹脂」。
代表的な「天然樹脂」と言えば、器や家具などの塗装に使用される「漆」や、野球などですべり止めに使用されるロジンバッグなどでしょうか。

そして、有機化学の研究が進歩して生まれた合成高分子化合物を総称して「合成樹脂(=プラスチック)」といいます。
代表的な「合成樹脂」には、ポリ袋などに使われるポリエチレン(PE)、飲料容器のキャップなどに使われるポリプロピレン(PP)、ノートパソコンやキャリーケース、冷蔵庫などに使われるABS樹脂(ABS)などがあります。

この記事では、後者の「合成樹脂」について取り上げます。
また、サインシティで取り扱いのある「合成樹脂製の看板」についてもご紹介しますので、最後まで目を通していただければ幸いです。

樹脂スタンド看板一覧

合成樹脂の特徴について

改めて、合成樹脂の特徴について確認しましょう。
様々な専門用語を解説する「大車林」には以下のように掲載されています。

合成高分子物質のうち、天然に得られる樹脂状物質と性質が似ていて、繊維やゴムとして利用される以外のものの総称。(中略)合成樹脂の一般的な特性は、軽い、電気や熱の絶縁性がよい、耐薬品性がよい、などがある反面、耐熱性が悪い、熱膨張率が大きい、衝撃に弱い、経時変化がある、などの欠点がある。自動車における樹脂成形部品は、軽量化、デザインの自由度、一体化による部品点数削減、防錆などの観点から、採用範囲、量ともに増加し、内外装部品、機能部品、電装部品、タンク類など、あらゆる部分で用いられている。
--大車林

つまり合成樹脂製品の大きな特徴としては
メリット:
(1) 電気や熱の絶縁性がよい
(2) 錆びない(水に強い)
(3) 軽く柔らかい
(4)デザインの自由度が高い

デメリット:
(1) 熱によって軟化・変形しやすい
(2) 衝撃に弱い

などが挙げられます。

合成樹脂の種類と用途

合成樹脂の種類とその用途について一部ご紹介いたします。

ポリエチレン(PE)
電気絶縁性、耐水性に優れている。密度により性質が異なり、高密度ポリエチレンは耐熱性、剛性が高い。
【代表的な用途】フィルム類・プラスチック容器・パイプなど

ポリプロピレン(PP)
樹脂の中で最も比重が軽い。加工性、透明性、発色性が高い。強度あり。
【代表的な用途】自動車部品・家電部品・食品の容器やキャップなど

ABS樹脂(ABS)
剛性、硬度、加工性、耐衝撃性などのバランスがよい。光沢がある。
【代表的な用途】OA機器・自動車部品・室内用建築部材など

合成樹脂製の看板の特徴について

合成樹脂製の看板の特徴について

合成樹脂は、看板にも用いられています。
先に述べたような特徴から、合成樹脂製の看板は金属製の看板と比較すると、軽いため移動しやすく、柔らかいためぶつかったり倒れたりした際の安全性が高く(衝撃による割れや凹みは起こりえます)、水に強いため屋外でも使用ができることが大きなメリットだと感じます。

そのため、合成樹脂製の看板は、駐車場や駐輪場などの屋外に常設される看板や、「清掃中」「作業中」などの持ち運びできる注意喚起看板などに使用されます。
みなさんも、日常生活でよく目にしているのではないでしょうか?

サインシティおすすめ! 樹脂製看板

それでは最後に、サインシティで取り扱いのある「屋外でも使用ができて」「大勢が行き来する場所に設置しても安全性の高い」合成樹脂製の看板をご紹介いたします。

スタンドプレート SP-900シリーズ

スタンドプレート SP-900シリーズスタンドプレート SP-900シリーズ

本体:ABS樹脂(耐候グレード)
サインシティ人気No.1の合成樹脂製のスタンド看板です。
大きな特長として3点あります。
(1)大きな表示面(300×760mm)で訴求力抜群、遠くからでもよく目立ちアピールできます!
(2)重量は2.8㎏とかなり軽量。折り畳み式で収納も便利、設置もラクラクです!
(3)イエロー、レッド、ブラック、ホワイトの4色のカラー展開があり、お好みに合わせて購入が可能です!

高さ57cmの小型タイプも人気です!

スタンドプレート SP-600シリーズスタンドプレート SP-600シリーズ

スタンドプレートはサイズ展開が豊富で、表示面をマーカーやチョークで書けるタイプ(※こちらは屋内使用のみ)もございますので、あわせてご確認ください。

マルチポップサイン G-5029-Y

マルチポップサイン G-5029-Y

マルチポップサイン G-5029-Y

本体:ポリエチレン
公共機関、教育機関などで多くの販売実績のある商品です!
本体の重さは5.5㎏ですが、本体にそのまま注水できる仕様になっており、
満水時は50.5㎏と多少の風では倒れない重量になります。
街でよく見かける「駐車禁止」「駐輪禁止」の看板にも頻繁に使用されていますので、見かけたことがあるかもしれませんね。

こちらの商品は色違いにグレーもありますので、あわせてご確認ください。

マルチポップサイン G-5029-G

サインキューブ 874-122 「立入禁止」

サインキューブ 874-122 「立入禁止」

サインキューブ 874-122 「立入禁止」

本体:高密度ポリエチレン
屋外に設置される樹脂看板のロングセラー、「サインキューブ」です!
こちらの商品は本体の上部に取っ手がついていて持ち運びが大変便利ですし、
積み重ねて保管できるため、まとめ買いをした場合でも収納スペースに困りません。

また下部の青色の部分がウエイトとなっており、中に水を入れることができます。
満水時の重さは約11㎏となり安定感もあります。

色違いのグレー、白無地面板タイプなどもありますので、併せてご確認ください。
サインキューブ 874-122GY 「立入禁止」 両面 グレー
サインキューブ 874-152 「白無地」 両面

上記のサインシティおすすめ商品につきましては、オリジナルの表示面製作も行っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ!

まとめ

合成樹脂について、理解を深めていただけましたでしょうか。
合成樹脂は種類が多く、あまりなじみの無い素材名も多くありますが、
軽くて柔らかいという素材の特徴から、合成樹脂製の看板は移動がさせやすく、人通りの多い場所でも安全性が高いことが分かります。

用途や場所によって、合成樹脂看板のメリットが最も活きる場面が多くございます。
スタンド看板の設置、ご購入をお考えの方は、選択肢の一つとしてみてはいかがでしょうか。

サインシティはいつでもご相談に乗らせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
よろしくお願いいたします!

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