樹脂パレットのサイズ一覧をご紹介

NET通販サインシティです。

今回は物流現場で欠かせないパレットの中でも、近年需要が高まっている樹脂パレット。その多様なサイズや規格、寸法の情報を把握することは、物流の効率化やコスト削減において非常に重要です。この記事では、樹脂パレットの基本的な概要から、国内で一般的に使用されているサイズ、さらには特殊なサイズのパレットまで、幅広くご紹介します。


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樹脂パレットの概要

樹脂パレットは、物流の現場で広く使用されている荷役台の一種です。その主な材質は、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)といった合成樹脂であり、これらの材質により、木製パレットにはない多くの利点を持っています。物流業界では「プラパレ」や「プラスチックパレット」と呼ばれることもあります。

パレットとは何か

パレットとは、工場や倉庫、トラック、コンテナなどで荷物を載せるために使用される荷役台のことです。パレットを使用することで、フォークリフトやハンドリフトなどの機械を使った荷役作業が可能になり、大量の荷物を効率的に運搬・保管することができます。パレットは、荷物の単位化を可能にし、物流全体の効率化に貢献する重要な物流資材です。パレットには様々な形状があり、平パレット、ボックスパレット、ロールボックスパレットなど、用途や貨物の特性に応じて使い分けられています。

樹脂パレットの特徴

樹脂パレットは、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などの合成樹脂を材質として製造されます。この材質の特性により、木製パレットと比較して多くの優れた特徴を持っています。まず、非常に衛生的で、耐水性や耐薬品性に優れているため、カビやバクテリアの発生リスクが低く、食品や医薬品業界での使用に適しています。また、腐食の心配がなく、水洗いが可能な点も大きな利点です。さらに、軽量でありながら耐久性が高く、長期間繰り返し使用できるため、トータルコストを抑えることが期待できます。木製パレットのようにささくれやトゲが発生しないため、積荷を傷つける心配もありません。加えて、品質が均一で個体差が少ないため、自動倉庫などのシステムにも導入しやすいという特徴もあります。


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樹脂パレットの標準サイズと規格

樹脂パレットにはいくつかの標準的なサイズや規格が存在し、物流の効率化において重要な役割を果たしています。特に国内では、特定の規格に基づいたパレットが広く普及しています。

国内で一般的なサイズ

国内で最も一般的に使用されている樹脂パレットのサイズは、1100mm×1100mmです。このサイズは「T11型」や「イチイチパレット」とも呼ばれており、JIS規格でも標準サイズとして定められています。国内で生産されるパレット全体の約32%、JIS規格サイズの中では約66%を占めています。この他にも、国内では1400mm×1100mm、1300mm×1100mm、1200mm×1000mm、1100mm×900mmといったサイズのパレットが一般的に流通しています。特に1100mm×900mmのパレットも多くの物流拠点で利用されており、フォークリフトやコンベアでの扱いに配慮した設計がされています。

JIS規格について

日本のパレットにはJIS規格(日本産業規格)があり、プラスチック製平パレットについてはJISZ0606として規定されています。この規格では、パレットのサイズや構造、強度などが定められており、国内における物流の標準化に貢献しています。最も広く普及している1100mm×1100mm×144mmのT11型パレットは、このJIS規格によって定められた標準サイズです。JIS規格に準拠したパレットを使用することで、異なる事業者間での互換性が確保され、物流システム全体の効率化が図られます。また、JIS規格ではパレットの最大積載質量についても定められており、0.25tから1.5tまでの区分があります。


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樹脂パレット 青 樹脂パレット 赤 樹脂パレット 緑 樹脂パレット 黒

様々なサイズの樹脂パレット

樹脂パレットには標準サイズ以外にも様々な寸法があり、特定の用途や業界のニーズに合わせて使用されています。

標準サイズ以外の寸法

樹脂パレットは、標準的な1100mm×1100mmや1200mm×1000mmといったサイズ以外にも、様々な寸法で製造されています。例えば、600mm×800mmや600mm×600mmといった比較的小さいサイズのパレットは、小規模な物流や店舗内での移動に適しています。これらの小さいサイズのパレットは、軽量な荷物の運搬に用いられることが多く、保管スペースが限られている場所でも効率的に使用できます。また、自動倉庫システムに対応するために、標準サイズよりも小さい寸法で設計されたパレットも存在します。さらに、オーダーメイドで特定の寸法や形状の樹脂パレットを製造することも可能であり、多様な物流ニーズに対応しています。

業界ごとの特殊なサイズ

物流業界全体で標準的なサイズのパレットが普及していますが、特定の業界では独自の寸法を持つパレットが使用されることがあります。例えば、酒類業界ではビールパレットとして知られる1100mm×1100mmのサイズが一般的ですが、これ以外にも各メーカーが独自サイズのパレットを使用している場合があります。食品業界や医薬品業界では、衛生面を重視するため樹脂パレットが多く利用されており、1100mm×1100mmの標準パレットが主に使われています。化学業界では、ドラム缶を効率的に積載するために1220mm×1220mmのサイズのパレットが使用されることがあります。これらの業界ごとの特殊な寸法は、取り扱う製品の形状やサイズ、あるいは業界特有の物流システムに合わせて最適化されています。


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樹脂パレットの重さと耐荷重

樹脂パレットを選定する上で、パレット自体の重さ(重量)と、どのくらいの荷物を載せられるかを示す耐荷重は非常に重要な要素です。これらの要素は、輸送効率や保管効率、そして安全性を左右します。

パレット本体の重量

樹脂パレットの本体重量は、そのサイズや構造、使用される樹脂の材質によって異なります。一般的に、木製パレットの重量が15kgから40kg程度であるのに対し、樹脂パレットは5kgから25kg程度と軽量な傾向があります。例えば、一般的な1100mm×1100mmサイズの樹脂パレットで軽量タイプのものでは、約6.2kg程度の重量となる製品もあります。また、別の1100mm×1100mm×140mmのサイズの製品では約7.5kg、1100mm×1100mm×150mmのサイズでは約12kgとなるものも見られます。1400mm×1100mmサイズのパレットになると、重量は約28kgと比較的に重くなります。パレット自体の重量が軽いことで、手作業での取り扱いが容易になり、作業者の負担軽減につながるだけでなく、車両への積載量を最大化しやすくなるというメリットがあります。

積載できる荷重

樹脂パレットの耐荷重は、静荷重と動荷重で表されます。静荷重はパレットを静止させた状態で積載できる最大の荷重を示し、動荷重はフォークリフトなどで持ち上げて運搬する際に積載できる最大の荷重を示します。一般的な平パレットの場合、動荷重は1000kg(1t)程度、静荷重は2000kg(2t)から4000kg(4t)程度であることが多いです。ただし、これらの耐荷重はパレットのサイズや構造、強化の有無によって大きく変動します。例えば、より強度を高めた設計のパレットでは、静荷重が6000kg(6t)に達するものもあります。積載する荷物の種類や重量、そしてパレットの運用方法(段積みするかどうか、自動倉庫で使用するかなど)を考慮して、適切な耐荷重を持つパレットを選ぶことが重要です。


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木製パレットとの比較

物流現場で古くから使われている木製パレットと、近年普及が進む樹脂パレットは、それぞれ異なる特徴を持っています。どちらのパレットを選択するかは、用途や求める条件によって異なります。

素材による違い

木製パレットは天然の木材を材質としており、スギ、マツ、ツガなどの針葉樹や南洋材などの広葉樹が使われます。一方、樹脂パレットはポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)といった合成樹脂を主な材質としています。この材質の違いが、両者の様々な特性の違いとなって現れます。木製パレットは比較的安価に入手できるという利点がありますが、湿気に弱く腐食しやすい、ささくれやトゲが発生する可能性がある、虫が発生するリスクがあるといったデメリットがあります。対照的に、樹脂パレットは耐水性や耐薬品性に優れ衛生的で、腐食や虫の発生の心配がほとんどありません。また、ささくれなどによる積荷の損傷リスクも低いという特徴があります。

それぞれのメリット

木製パレットの最大のメリットは、その価格の安さです。短期間の使用やワンウェイ(一方通行)での使用を前提とする場合にコストメリットがあります。また、表面が比較的滑りにくいため、積荷が安定しやすいという特徴もあります。破損した場合の補修が比較的容易な点も利点として挙げられます。一方、樹脂パレットのメリットは多岐にわたります。衛生的で洗浄が容易なため、食品や医薬品などの衛生管理が重要な分野に適しています。耐久性が高く、繰り返し長く使用できるため、長期的に見るとコスト効率に優れる場合があります。軽量であるため、取り扱いやすく、作業効率の向上や輸送コストの削減に貢献します。また、品質が均一で寸法精度が高いため、自動倉庫などシステムでの使用にも適しています。さらに、輸出の際に木製パレットで必要となる燻蒸処理などが不要なため、手続きやコストを削減できるというメリットもあります。

金属パレット

樹脂、木製でもない金属パレットも存在します。
金属のアルミ製パレットは静電気を帯びないため衛生面で厳しい場所で効果を発揮します。

アルミパレット

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は樹脂パレットを紹介しました。
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是非、チェックしてみてください。


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