開業・開店前に知っておきたい、屋外店舗看板の種類と費用

開業・開店前に知っておきたい、屋外店舗看板の種類と費用

飲食店や美容院、整体院など新店舗を新規オープンする際には準備しなければいけないことが山程ありますよね。内装・備品・メーニューや価格の設定・役所等への届け出など…。
そんなバタバタと忙しい準備期間中についつい後回しにしてしまうことの一つに看板があるのではないでしょうか。内装や外装が整ってから…と思っていたらあっという間に開店間近!どうしたらいいの??とお困りになる方のお話をよく耳にします。

では、開店前に焦ることのないようにするにはどうしたら良いのでしょうか。

そのためにはまず、看板について基本的なことを知っておくことをおすすめします。
看板について普段あまり身近に感じていない方が多いと思いますが、看板には様々な種類と役割があり、設置方法や仕様によっても初期費用やランニングコストも大きく変わります。

今回の記事では主に店舗入口前や外壁など屋外に設置する看板の種類・取付にかかる費用・効果的な設置場所やデザインなどの基礎知識をまとめました。ぜひ最後までご覧ください。

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入口まわりの屋外看板とは

入口まわりの屋外看板例 ファサード看板まず店舗などの入口に設置する一般的な看板をご紹介いたします。
入口というのままさしくその店舗や会社の「顔」になる部分です。その「顔」の部分にお店のこだわりや会社のポリシーが見えることもありますよね。そのような店舗や施設の入口上部や入口付近の壁面に取付ける看板を「ファサード看板」と言います。ファサード看板には「ここが入口です」と来訪者に伝え、招き入れる重要な役割があります。

ファサード看板の種類は大きく分けて3種類あります。

1つ目は入口上部のスペースを大きく使用した板状の壁面看板です。看板そのものに電飾が付いていないタイプでも、飲食店など夜間も営業する業種はスポットライト等で照明をつけるとぐっと雰囲気もアップします。

2つ目は壁面看板の内照式タイプです。看板の内部にLED照明や蛍光灯などを設置して、看板の全体を中からムラなく照らし表示面全体が明るくなりますので、視認性が良く歩行者の目に止まりやすくなります。

3つ目はロゴや屋号を立体的につくり壁面の素材感を活かしたりシンプルにおしゃれにまとめたい方に人気です。またマンションやビル、公共施設の館名には耐候性のあるステンレスの立体文字が昔から多く採用されています。

それでは各ファサード看板の特徴と大まかな費用について説明します。

ファサード看板の種類

ファサード看板の種類 非電飾看板と電飾看板の例

プレート看板

壁面看板は手軽なプレートタイプものから、看板枠を使ったしっかりとしたものまであり、サイズや見た目によって製作方法も価格も変わります。

まずは手軽で安価なプレート看板の説明をします。
プレート看板は薄手のベース板にカッティングシート文字やフルカラープリントなどで屋号などの看板デザインを貼り付けるものをいいます。ベース板は一般的にはアルミ複合板という、厚さ3mm程度の板を使用することが多く、壁面にビス止めで設置します。アルミ複合板は薄いアルミで発泡樹脂素材をサンドイッチした板で軽量で安価、平滑性も良いため扱いやすい看板素材として人気です。
価格もお手軽で、W3600mm×H600mmの看板で30,000円〜程度です。(デザイン費や送料、取付費用は別途)

プレート看板をより厚みを出して存在感をアップさせる場合はベース板だけではなく看板枠や化粧フレームを付けて額縁のようにします。一般的にはアルミで看板枠を組むことが多く、厚みは30mm~50mm程度になります。アルミは軽量で腐食もしにくいため看板枠に最適です。また、ベース板が分割になるような大きなサイズの看板でも壁面にそのまま取り付けるプレート看板より分割面が目立たなくなるメリットもあります。
価格はW3600mm×H600mmの場合55,000円〜程度です。(デザイン費や送料、取付費用は別途)

壁面看板にはスポットライト等で照明をあてると、視認性がアップし雰囲気もよくなるのでおすすめです。

内照式タイプの壁面看板

次にご紹介するのは壁面看板の内照式タイプです。

看板の中に蛍光管やLEDなどの電材が入っているため、デザイン面が明るく発光します。看板が光っていると「営業中」であるというサインにもなるので夜間営業の店舗だけではなく、全ての業種におすすめできる看板です。

内照式の壁面ファサード看板の種類は大きく分けて蛍光管タイプとLEDタイプになります。蛍光管タイプは初期費用はLEDよりも少々安価ですが、蛍光管が1本切れると見栄えが悪いのでその都度取替作業をしなければなりません。そのため、近年ではLED仕様の内照式ファサード看板を依頼される方がほとんどです。LEDのほうが看板の厚みも薄くなるので見た目もスッキリとします。もちろん省エネ効果もあります。
価格はW3600mm×H600mmの場合蛍LEDタイプで150,000円〜程度です。(デザイン費や送料、取付費用は別途)

デザインの入る部分の面板は以前はアクリル板を使用していましたが、今はFF(フレキシブルフェイス)シートという、ビニール生地のような素材をすることが多くなりました。アクリルよりも軽量で、かつ大きなサイズでも分割が目立たなくなり仕上がりがきれいです。取付け方は、FFシートを太鼓の表面のように引っ張ってテンションをかけます。表示面を取り合えるときはFFシートを取り替えればOKです。

立体文字を組み合わせた壁面看板

「四角い看板を付けたくない」「シンプルにおしゃれな雰囲気にしたい」という方におおすすめな立体文字続いて「四角い看板を付けたくない」「シンプルにおしゃれな雰囲気にしたい」という方におおすすめな立体文字です。
素敵な飲食店やアパレルショップでは良く見られるファサード看板になります。
屋号やロゴのみを立体的に作り、壁面を看板で覆わないので建物の雰囲気を壊さず建物の総合的なデザインの一部としてしっくりと収めることができます。
立体文字は簡易的なカルプ文字から、高級感のあるステンレス文字、またLEDを使って光らせる表面発光タイプやバックライトタイプなど様々な種類から選ぶことが可能です。

価格は素材や文字数、文字の形などにより数万〜数十万円まで大きく変わります。
雑貨店などにはポップなイメージのカルプ文字、マンションなどの館名看板としてステンレスの箱文字、アパレルにはステンレスの切り文字を立ち上げて取り付けるのはいかがでしょうか。きっとお店の雰囲気に合う素敵な看板になりますよ。

ファサード看板におすすめの照明

内照式ではない壁面看板や立体文字には証明をつけることをおすすめします。入口部分が明るいと歩行者の目を引き、入りやすい雰囲気作りができます。

壁面看板などの表示面が大きく全面的に明るくしたい場合におすすめなのが、タテヤマアドバンスのアドビュー三和サインワークスのポラックスです。照射面が広く均一に照らすことができ、出幅も少ないので敷地面から飛び出してしまう心配もありません。
Barやカフェなどはスポットライトの電球色を使うのもおすすめです。暖かなオレンジがかった光でふんわりと看板を照らせばおしゃれな雰囲気を醸し出すことができるでしょう。

照明を設置するときには一次電源の有無や場所を確認しましょう。電源がない場合は看板設置工事とは別に電気工事も発生します。ご希望の看板をつけるためにも、店舗の改装や建築工事の段階で確認しておけば電気工事を一括でしておくことによるコストダウンや配線を隠し看板が設置できるなど仕上がりの綺麗さにもつながります。

その他の店舗前の屋外看板

突出し(袖)看板

集客効果が期待される突出し看板(袖看板)ファサード部分には常時変わらない屋号などをいれることに加え、もう一つ取り付けると集客効果が期待されるものに突出し看板(袖看板とも言われます。)があります。

ファサード看板が店舗入口に平行に設置されることが多いのと対称に、突出し看板は垂直に取付られますので、遠くの歩行者の目印になり、「もう少し真っすぐ行けば店がある」と知らせることができます。

突き出し看板にはシンプルに業種を大きく表示することをおすすめします。店名よりもまず「ここに〇〇のお店があるよ!」としっかりと知らせましょう。飲食店なら「居酒屋」「焼き肉」「中華料理」などなど…。車からの視線もキャッチできるくらいシンプルにすることをおすすめします。

突出し看板も大きさや取り付け位置により看板価格も取付費用も大きく変わります。
1階の入口付近には小さくて丸いタイプが人気です。φ450の小さなサイズのものはLEDでも5万円台程度で購入できます。(※両面表示面加工含む。デザイン費や送料、取付費用は別途)

■袖(突出し)看板の商品一覧はコチラ

スタンド看板

店舗オープン時に必要な看板 スタンド看板その他のオープン時に必要な看板としてはメニューやおすすめ商品など定期的に内容を変更できるスタンド看板がおすすめです。
お手頃な価格で種類も豊富にありますのでお店の雰囲気に合ったもの、設置場所で目立つもの、表示の取替頻度や方法などお好みのものを選ぶことができます。

最近の人気なスタンド看板は、ポスターサイズで取替がしやすく、LEDで表面がきれいに発光する「LEDポスターパネルスタンド」です。また手書きで毎日書き換えもできスタッフさんの暖かさが滲み出すようなブラックボードタイプのA型看板も定番商品となっています。

■スタンド看板の商品一覧はコチラ

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回の記事では 新店舗オープン時に欠かせない看板の基本的な種類と大まかな価格、おすすめ理由をご紹介いたしました。

オープン前にしっかりと準備しできるだけ告知して少しでも余裕を持ってオープン初日を迎えたいですよね。
ファサード看板や突出し看板はプロによる設置作業も発生することが多いので、できるだけ早く相談されることをおススメいたします!

■壁面看板の商品一覧はコチラ

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