看板通販サイト『サインシティ』です。
今回は、看板業界でも最先端の“デジタル・サイネージ”について
簡単にご紹介させていただきます。
街中で見かける機会が随分と増えてきたデジタル・サイネージですが、まだまだ馴染みがないなぁと感じる方や、普段触れる機会の少ない方もたくさんいらっしゃると思います。
私自身も、サインシティを運営する現在の会社・サイン業界へ中途入社してから約3か月、まだまだ看板に関しての知識は薄く、入門したて勉強中の身です。
初めてデジタル・サイネージの言葉を認識したときは、
「SF映画で観たキラキラしたネオン、大きなディスプレイの未来的なやつ…?」
程度のものでしたので、
今回記事を執筆するにあたり、
日常生活で実際に触れることのできたデジタル・サイネージについて調べてみることにしました。
宜しければぜひご覧くださいませ!
そもそも“デジタル・サイネージ”って?
デジタル・サイネージとは、
ウィキペディアでは以下のように定義されています。
デジタル・サイネージ(英: Digital Signage=電子看板)とは、表示と通信にデジタル技術を活用して平面ディスプレイやプロジェクタなどによって映像や文字を表示する情報・広告媒体である。
内蔵記憶装置に多数の表示情報を保持することで必要ならば秒単位で表示内容を切り替えたり動画表示を行うなど、多様な映像広告を展開できる。ネットワーク対応機の場合は、デジタル通信で表示内容をいつでも受信可能である。
….難しいワードが多くて、よくわからないですね。。
ただ、【電子看板】というワードはなんとなくイメージしやすい方も多いのではないでしょうか。
こちらの画像のような、
デジタル・サイネージはショッピングモールの案内版や、
小売店舗の販促物、レストランのメニューボード、
駅、バス停などの交通機関といった、
様々な場所で現在見かけることができます。
例えば、案内板で言いますと、
イオンなどではお店の場所の案内を
iPadなどのようにタッチすることでわかりやすく表示してくれる案内板がございます。
こうしたものはきっと
『あ!触ったことある!』
という方も多いかもしれません^^
私もつい先日、デジタル・サイネージに直接触れる機会がありました。
近所の図書館へ訪れたところ施設の入り口付近において、
コロナ禍の影響で入館者には簡易的な検温を実施しており、
指定の位置に案内されると、
目の前には小型のディスプレイが。
すると瞬く間に検温に移り、
画面に自分の姿と体温の数値が表示されました。
体感では2~3秒ほどで検温が完了し、無事に入館することができました。
一人一人体温計で検温していくことと比較すればかかる時間的・人的コストは比較にならないほどの差があります。
こうした大きな導入メリットから、
10年以上前から、デジタル・サイネージの市場規模は増え続けており、
2019年度の国内デジタル・サイネージ市場規模は、前年度比122.4%の2,840億円の見込み(※)。
また2020年度には3,400億円、
さらに2024年度には4,180億円まで広がると見込まれています。
(※株式会社矢野経済研究所:国内のデジタル・サイネージ市場調査)
デジタル・サイネージの特徴
デジタル技術を駆使した看板となると、価格や取り扱いの面で抵抗感や不安を抱く方も多いと思います。
しかし、簡単な画像データや動画を組み合わせるだけで看板としての効果を発揮することができます。
サインシティでも導入のし易い、スタンド型のデジタル・サイネージや小型の製品までラインアップしております。ぜひ一度ご覧になってみてください。
(いくつか画像データを入れるだけで、キレイに動きを出した表示をしてくれる商品も簡単仕様で非常に人気です!)
デジタル・サイネージのメリット
商業的な利用以外にも大きく活躍
デジタル・サイネージのメリットは、
画像や動画のデータをいくつも準備することで、時間が経つと表示される画面が切り替わり、置き換えたりすることができます。
商業目的、CMとしてはもちろん、非広告的な利用ができることもポイントです。
とある大学構内では、
教育的な内容、アドバイスを目的とした利用を行い他の教育施設も利用する人気拡大につながりました。
加えて、緊急時の情報提供にも優れており、災害が起きた時の被災者への案内や、今回広がってしまったコロナ禍の状況など行動支援にも効果を発揮することができます。
変わらずにあるべき、
一枚の看板における魅力は現在でも重要な役割を担っています。
一方で一枚の画面、ディスプレイから複数の情報を提供できる機能が特徴的です。
また、2020年の3月より段階的に都市部からスタートした「5G」の商用化、
高精細度の解像度をもつ4K及び8Kの普及もあって、
今後さらに注目が集まっていくことと思います。
また、ここ数年で皆様もきっと感じられている大型液晶テレビの価格破壊の流れも
液晶を使用したデジタル・サイネージにもきておりますので、
導入をしやすい流れに今後大きく拍車をかけていくと思います。
(実際にサインシティでは数年前より、かなりお値打ちな価格帯で通販可能となっております!)
まとめ
以上のように、少し前までは未来の道具かと思っていた
「デジタル広告」
「デジタルPOP」
「デジタルサイン」
とも呼ばれる、
デジタル・サイネージについてお話をさせていただきました。
実は上にあげたものは当たり前に存在するものへと変わってきている!
と実感した次第です。
私個人としては、レトロな風合いや昔ながらの看板、
手書きでアピールできる黒板スタンドなども好きなので、
何でもかんでもデジタル化はちょっと寂しい気もしますが…。
とは言っても、
常に世の中が動いていく中で、
屋外・屋内、会社やご家庭に関わらず、
いつか必要になる可能性が高いデジタル・サイネージ、
もしかすると
「どこに画面が必要かな?」
と考える日が近づいているかもしれません。
ぜひ、一度ご検討してみてください。
参考文献:『デジタルサイネージ入門』ジミー・シェフラー著(出版:東京電機大学出版局)