ラミネートフィルムとは?看板業界の「ラミネート」の役割と素材の種類について説明します

ラミネートフィルムとは?看板業界の「ラミネート」の役割と素材の種類について説明します

看板通販サイト『サインシティ』です。
今回は『ラミネートフィルムとは?』といった記事を書いていきたいと思います。

「ラミネート」というと、紙を水や汚れから保護するためにラミネートフィルムを用いて貼り合わせる用途が一般的です。
パウチ加工と呼ばれているものが馴染みがあり、実際に飲食店のメニュー表などで多くの方が目にしているのではないでしょうか。

しかし、私たち看板業界で使用する「ラミネート」はパウチ加工とは少し違います。
パウチ加工では、保護したい紙を挟み込むように両面にラミネート加工がされますが、看板業界でのラミネート加工は挟み込むことはせず、片面にのみラミネート加工をします。また、ラミネート加工をするサインシステムをラミネータと呼びますが、ラミネータによってラミネート加工できるスピードや機能に違いがあるため、用途にあった機種選びが必要となります。

そこで今回は、看板・サイン用途で使用されるラミネートフィルムについてお話をさせていただきます。

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ラミネートフィルムの役割

先ほど、ラミネートフィルムの役割は、紙などを水・汚れから保護することと書きました。しかし看板用途で使用されるラミネートフィルムの多くは、もちろんその役割も重要なのですが、それ以外に大きな役割があります。
それは、インクジェットメディアに出力された看板の表示面を紫外線から守るということです。看板の表示面は、耐候性の高いインクを使用して製作していますが、近年の紫外線量は増加を続けているため、たとえ耐候性の高いインクでも、ラミネートフィルム無しで屋外用の看板を製作することは考えにくい状況となっています。

機能的な違いをまとめると、(1)水、汚れ、キズから表示面を守る機能と、(2)紫外線から表示面を守る(色とび、劣化)機能に大別できるのではないかと思います。

ラミネートフィルムの種類

UV機能付きラミネートフィルムとUV機能なしラミネートフィルム

UV機能付きラミネートフィルムとUV機能なしラミネートフィルム

「UVあり」「UV付き」「UV機能付き」「UVカット付き」のラミネートフィルム、これらの言葉はすべて紫外線対策がほどこしてあるラミネートフィルムの呼び名です。これに対して、「UVなし」と表現されることが多いものが、紫外線対策をほどこしていないラミネートフィルムです。
屋内での使用に限定されるのなら、UVなしのラミネートフィルムをかけておけば、キズ、汚れから表示面を守るには十分であると考えます。しかし、屋内でも長期間の表示目的の場合は、蛍光灯からも紫外線は出ているため、UV付きのラミネートフィルムを使われることをオススメします。
(ちなみに、最近使用されることが増えてきたLED照明器具は、基本的には紫外線をほとんど出していないようです。)

とは言っても実情は、屋内でもUV付きのラミネートフィルムが使用されることが大半で、UVなしを希望されるお客様は少ないです。これは、UV付きのラミネートフィルムに汎用性があることが影響しているかもしれません。ラミネータの保有は1台の場合が多いため、UVあり/UVなしを使い分けて、都度フィルムを取り換える手間を考えると……ラミネートフィルムの金額差もそこまでではないため、汎用性の高いUV付きのラミネートフィルムで対応しているのではないかと思います。

グロス、マットで変化するラミネートフィルムの表現

さて、上記のUVあり/UVなしと同じように、ラミネートフィルムの仕上がりに応じて選択が可能なものにグロス/マットがあります。これは、ラミネートフィルムの表面の仕上がり具合のことで、つや有り(グロス)とつや無し(マット)に分けられます。
基本的にラミネート加工は、インクジェットメディアに出力したものの上にほどこすため、表示面の一番上の層がラミネートフィルムになります。つまり、インクジェットメディアでマットを選んでも、ラミネートフィルムをグロスにした場合は、最終的にはグロス調の仕上がりとなります。

グロス、マットで変化するラミネートフィルムの表現

一般論ですが、グロスラミネートフィルムは屋外用、マットラミネートフィルムは屋内用という区分けがあるようです。これは、屋内で使用する場合に照明のあかりが映り込みしにくいマットラミネートフィルムが選ばれる傾向にあるためです。

グロスラミネートフィルムはピカピカしていて高級に見えるとか、逆にマットラミネートフィルムは落ち着いた印象で高級に見えるとか……双方の意見を聞きますが、最後は好みの問題かと思います!トレンド的には、屋外でもマットラミネートフィルムを支持される方が増えているような印象です。

余談ですが、マット調のラミネートフィルムの方が、貼り込みをする際のスキージ傷が目立ちにくいという理由で選ばれている方もいらっしゃいますよ。

耐候性(グレード)でのラミネートフィルムの種類分け

その他にも、ラミネートフィルムには耐候性(グレード)での種類分けがあります。長期用ラミネートフィルム、中長期用ラミネートフィルム、中期用ラミネートフィルム、短期用ラミネートフィルムといった感じです。
ただしメーカー毎に違いがあり、確立された基準で分けられているわけではありません。インクジェットメディア同様、輸入品のラミネートフィルムもあるため、あくまでも目安という表現でご理解ください。

長期屋外用UVカットラミネートフィルム一覧ページはこちら

中長期屋外用UVカットラミネートフィルム一覧ページはこちら

中期屋外用UVカットラミネートフィルム一覧ページはこちら

短期・屋内用ラミネートフィルム一覧ページはこちら

インクジェットメディアとラミネートフィルムの組合せ方

インクジェットメディアとラミネートフィルムの組合せ方

インクジェットメディアと同様に、なかなか分かりにくいラミネートフィルムですが、原則としてインクジェットメディアとラミネートフィルムを同じ材質で揃えるというルールがあります。例えば、塩ビ基材のインクジェットメディアには塩ビ基材のラミネートフィルムをかけるといった具合です。

これには、インクジェットメディアにラミネートフィルムを貼り合わせるため、収縮率の違い等で起こる可能性があるトラブルを避ける意味があります。このトラブルは環境にも大きく左右されるため、メーカー側でもはっきりとした原因が分からないこともあるのです。
そのため、サインシティでは同じメーカーでインクジェットメディア、ラミネートフィルムを揃えることを推奨しており、短期間のイベントでの利用でなければ国内製造の商品をお使いいただくことが安心ではないかと考えています。

インクジェットメディア一覧ページはこちら

ラミネートフィルム一覧ページはこちら

その他のラミネートフィルム

ラミネートに関する商品は、一般的なラミネートフィルムのほか、用途別に次のような特殊なフィルムがあります。

サインシティではラミネートの通販にも非常に力を入れております!
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・フロア用途のフロアラミネート
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・パチンコホールで多く使われる光沢のある光沢フロアラミネート
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・歩行頻度が高い重歩行エリアに対応した耐摩耗性のフロアラミネート
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・ホワイトボード用のホワイトボードラミネート
ホワイトボード用ラミネートフィルムの商品一覧

・蛍光灯や太陽光を吸収・蓄積し暗闇で光を放出する蓄光ラミネート

・環境対応ラミネートであるアクリルラミネート
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・ウィンドウ用の傷つき防止のハードコートPETラミネート
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・カーラッピングや長期用途に使用するキャスト製のラミネートフィルム
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・ガラスの内側から施工するためのマウント(両面粘着)
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・上面に貼り付けるビジュアルを簡単に剥離できるリピールベースフィルム

・ラミネートをかける際に必要になるアンダーフィルム
アンダーフィルムの商品一覧

まとめ

いかがでしたか?
今回はインクジェットメディアと一緒に使われるラミネートフィルムについて簡単にご紹介しました。

サインシティにはオリジナルのラミネートフィルムもございますが、取扱いメーカーも豊富で、3M、バンドーエラストマー、トーヨーケム、リンテック、リンテックサインシステム、ミマキエンジニアリング、セルカム、シーズベース、IKC、アコ・ブランズ、日栄化工などがあります。

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実績も重要な選択肢の一つと考えていますので、実績が豊富な商品を数多く取り揃えております。

サインシティでは、長年インクジェットメディアと同様にラミネートフィルムを販売してきました。実績と価格、安定した品質のバランスがとれたラミネートフィルムをお探しの際は、是非ご相談くださいね。

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■ラミネートフィルムと一緒に使われる、インクジェットメディアについて

インクジェットメディアとは?混同しやすいロール紙との違いや特徴を説明します

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