こんにちは、看板通販のサインシティです。
今回は、2020年6月からリリースされた、Illustratorの新機能
「大きなカンバス」機能について紹介させていただきます。
これまで、大きなサイズの看板のデータは
1/2や1/10のサイズで作成して、印刷時のオペレーションで原寸にするという作業を行っていました。
Illustratorで作成できるデータの最大サイズが、縦横ともに、約5メートル70センチまでとなり、
店舗のファサード看板などの、大型の看板用のデータを作るには小さかったからです。
しかし、これからは「大きなカンバス」の機能によって、
横10メートルの看板用のデータでも、原寸で作成・入稿が可能となりました。
現在、実際に大きなカンバスで作成されたデータのご入稿があり、
弊社のプリンターで印刷をさせていただいております。
どれくらいのサイズまで作れるのか?
Adobeによると2,270 x 2,270 インチまでとあります。
2,270インチ=約5765.8cセンチメートルですので、
縦横ともに、57メートルぐらいまでのデータは作ることができます。
ファイルを新規作成するときに、従来の5.7メートルに入り切らないサイズでアートボードを作ると
自動的に「大きなカンバス」で新規ファイルが作成されます。
大きなカンバスでは、サイズの大きい複数のアートボードを作成できます。カンバスの領域は 2,270 x 2,270 インチまで広げることができます。つまり、デフォルトのカンバスよりも 100 倍大きい作業スペースを利用できます。
Q&Aは、Adobe公式サイトに分かりやすくまとめられていますので
大きなカンバスの操作に迷ったら訪れてみてください。
大きなカンバスサイズ | よくある質問と既知の問題
Adobe公式サイト大きなカンバス
Illustratorのバージョンに注意
「大きなカンバス」でデータを作ることができるのは、Illustrator(24.2)以降です。
こちらのバージョンがリリースされたのは、2020年の6月です。
大きなカンバス機能は、最新バージョンの Illustrator(24.2)で追加された新機能です。アプリケーションのバージョンをまだ更新していない場合は、今すぐ更新してください。
引用元:大きなカンバスサイズの使用
まとめ
「大きなカンバス」機能を使用すると、
文字の大きさ、線の太さなど、実際のサイズで数値が表示されるので、
全体のおおまかなサイズを把握することが容易になったように感じます。
それによって、データが作りやすくなるのではないかと思っております。
現在、まだ手探りではありますが、私共もデータ作成時に活用している機能です。
Illustratorをお持ちの方は、ぜひ使ってみてください!
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