看板印刷の知識とプレート看板の製作方法・保証プログラムまとめ

看板印刷の知識と保証プログラムまとめ

看板通販サインシティです。
今回は看板製作で多く使用される看板印刷について説明します。
現在の一般的な平面看板(プレート看板)は、簡単に言えば業務用の大型インクジェットプリンターで印刷された粘着付きのシートをアルミ複合板(発泡樹脂をアルミ箔でサンドした板)に貼り付けることで製作しています。

看板がどのように作られているか知らない方も多いかと思いますので、できる限り分かりやすく説明したいと思います^^

看板は描いている?シート(シール)を貼っている!

あまり看板に触れる機会が少ない方であれば、今でも看板は絵のうまい職人さんが描いていると思っている方もみえるのではないでしょうか。
少なくはなってきていますが、今でも実際に描ける職人さんもみえます。
ただ、PCの普及とともにデータ化されたデザインが当たり前のようになった現在では、特別な理由がない限り、描きにこだわる必要がなくなってしまいました。

それでは、全ての看板が印刷で作られているのでしょうか。
そうではありません。
看板の主流が描きだった時代の後に革新的なサインシステムであるカッティングマシン(カッティングプロッタ)が登場したのです。

塗料の代わりとなる単色のカラーシール(カッティングシート)をデータ通りにカットする機械です。
(カッティングマシンやカッティングプロッターと呼ばれ、大型から卓上にも置ける小型のステカ(STIKA)などもございます)

カッティングプロッタ
カッティングプロッタ CG-AR
↓サインシティでも各種通販しております↓

このシステムの登場により、塗料を使い職人技を駆使して描くことから、カッティングシートを貼ることへ看板は転換することになりました。
今もカッティングシートを使用した看板はありますが、シンプルで文字を表記する看板、看板の下地をいかしたい看板以外は減少傾向にあります。


それには理由があり、現在の看板デザインには、グラデーション・写真を表現することが求められるようになりました。
しかし、単色のカッティングシートではそれを表現することが困難となってしまったからです。

カッティングシート

看板印刷でデザインの自由度がアップ! 大判インクジェットプリンター

紙の印刷物と同じ表現が看板にも求められるようになり、デザインデータがあれば看板の印刷をすることが可能となる大判の業務用インクジェットプリンターが登場しました。

これを機会に看板を作る会社は看板屋さんだけではなくなり、印刷会社、デザイン会社、イベント会社、販促支援会社、広告代理店、一般企業の販促部門など様々な会社が大判のインクジェットプリンターを導入し、看板・POP・販促品を製作するようになりました。

溶剤インクジェットプリンター

看板を作る工程としては、カッティングシートと同様にシールのように貼り付けることで完成させますが、基本的には印刷された1枚のシールを貼り付けるためにカッティングシートのように貼り分ける必要がない分、インクジェットでの看板製作は易しくなっています。

看板印刷からプレート看板が出来上がるまで

それでは看板印刷(インクジェットシート)から看板に仕上がるまでの工程を説明します。
看板の種類・用途により、短期イベント用、電飾看板用、ウインドウ用などインクジェットシートの種類もあり、使用する素材を変える必要がありますが、今回は一般的なプレート看板製作の印刷を説明します。
看板印刷の種類とメリットに関してはこちらでも紹介しておりますので、参考にして頂ければ幸いです。

インクジェットシート 看板印刷のメリットと種類まとめ!

屋外看板の定番『プレート看板製作』の流れ

①素材となる白色の塩ビシート(インクジェットシート)にインクジェットプリンターで印刷をします。
(インクジェット出力物の完成)

②印刷された塩ビシート(インクジェット出力物)の表面を紫外線、キズなどから保護する役割として透明の塩ビシート(ラミネートフィルム)で片面ラミネートをします。

①+②の工程により、屋外耐候性のある看板の表示面(大きなシール)が完成となります。

③出来上がった表示面をアルミ複合板、アクリル板等の看板の下地材となる素材に貼り付けることで、一般的なプレート看板の完成となります。

インクジェットをアルミ複合板へ貼った看板はプレート看板や平看板と呼ばれております↓

サインシティでは看板製作だけではなく、
看板印刷ももちろんご対応可能です!

① ②の工程の段階では、製作をする会社によって、使用プリンタ(インク)、使用材料(メーカー:グレード(耐候性)に違いが発生します。)、成果物の製作方法、製造工程の違いもあるため、品質の管理体制も異なることになります。

つまり、見た目には同じ看板に見えたとしても、内容は同一の条件ではないために単純な比較対象にはなり得ないということです。

看板は設置場所、設置条件なども様々なため、不具合が生じた際も材料の品質不良なのか、製造工程での原因なのか、設置条件の問題なのかを究明することが非常に難しいのが現実です。

そのため、そんな看板印刷を標準化する仕組を考えたメーカーもあります。

看板印刷のリスク軽減と仕組み【3M™ MCS™ 保証プログラム】 

材料販売をしているサインシティでは、上記のように同一の条件を担保することが難しい看板の印刷に関してカッティングシートやインクジェットメディアなどのトップメーカーである3M社の【3M™ MCS™ 保証プログラム】に対応することも可能です。
看板印刷用の大判インクジェットプリンタ、インク、インクジェツトシート、加工技術の条件を基にして出力加工品の耐用年数を保証するプログラムです。

詳しくは、下記マガジンにて詳しく説明をしていますのでご興味がある方はこちらも確認してみてください。

3M™ MCS™ 保証プログラムとは

3M™ MCS™ 保証プログラムとは?

まとめ

いかがでしたでしょうか^^

今回は看板の印刷に関して説明させていただきましたが、看板には色々な種類もあり素材も様々です。

サインシティでは看板材料の販売から看板の製作サービスまで看板専門の通販サイトとして対応しています。
看板に関することはお気軽にお問合せ下さい。

サインシティ

私たちは、看板・サイン資材のネット販売から、オリジナル看板製作・現場での取付施工まで自社で行っています。
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