店頭の看板、そのサイズで大丈夫? 失敗しないA型看板の選び方

店頭の看板、その大きさで大丈夫? 失敗しないA型看板の選び方

以前の記事で、特にサイズが特徴的なスタンド看板をメインに抜粋して、ご紹介しました。

サイズ別・大きなスタンド看板、小さなスタンド看板【180cm以上or70cm以下】

お店を始める時や新しい商品が出来た時、素敵なスタンド看板を店頭に置いて、大切なお客様をお迎えしたいですよね。
しかし
「自分のお店には、どれくらいのサイズのスタンド看板が合っているのか?」
「どんな大きさのスタンド看板なら、実際にお客様に見てもらえるのか?」
サインシティにこのようなご相談が来るのは珍しくありません。

いざ手元に届いて設置してみたら「思ったよりも小さかった」「大きくて置きたい場所に収まらない」……なんてことにならないためにも、購入前にちゃんと大きさや設置イメージを把握することが大切です。

今回は、店頭での効果がしっかり出るよう、特にA型タイプのスタンド看板(A型看板)のサイズを選ぶポイントをまとめました。
自分の店舗にはどんな看板が向いているのか、しっかりと押さえましょう!

『A型看板』商品一覧ページはこちら

ポイント1:看板の目的と使い方を確認する

看板設置の目的を再確認する

A型看板と言っても、サイズや材質、表面仕様など様々な商品がございます。その中から自分に合った看板を選ぶひとつの基準として「目的」があります。当たり前のことですが、結構見落とされている人は多いです。

ほとんどの看板の大きな目的は「集客」ですが、そのための道筋を間違えてしまっていることがよくあります。例えば、長い歳月をかけて作ったラーメンをたくさん売ろうと大きなサイズの看板を設置したにもかかわらず、看板には「○○亭」とだけ……。
愛着のある屋号が決して悪いわけではありません。ただ、何のお店か分からないお店になかなかお客様はやって来ません。これでは看板の目的の「集客」が未達成です。
この場合、看板のサイズは小さくても「ラーメン」と分かる内容の看板の方がお客様に来ていただける確率は上がります。

よく「看板は大きいほうが良い!!」と聞きますが、サイズより大切な「目的」を見失わないでくださいね。

サインシティでは業種や人の導線、周辺環境を考慮した看板デザインの作成も行っております。デザインにお困りの方はご連絡ください。

看板デザイナーが作る 人を呼ぶ看板「デザイン×集客」

看板デザイナーが作る 人を呼ぶ看板「デザイン×集客」

必要なのは片面ですか? 両面ですか?

せっかくA型看板を置くのなら、片面より両面あったほうが告知面が多くて良いと安易に考えがちですが、実際に設置する時の向きも考えられていますか?
店舗に面した道や通路を歩く人達に告知したいのであれば、人の流れに対して表示面を垂直に置くので両面タイプがおすすめです。
一方、店舗の前まで来た人に見せるため入口に置くのであれば、商品によってはあまり奥行きの取らないものもある片面タイプがおすすめです。

看板を設置する向きによってもタイプがが変わるかと思いますので、最適なタイプがどれになるかも考えましょう。

そのA型看板は常設ですか? 仮設ですか?

スタンド看板、特に折りたたみのできるA型タイプの看板の場合、常に店先に出しておくという店舗と営業時間だけ店先に出すという店舗に分かれると思います。
開店・閉店の度に出し入れをしなければいけない場合、移動や持ち運びが楽にできるかどうかも重要なポイントです。
あまりに大きすぎたり、重すぎると看板の設置に時間がかかり、毎日の重労働になってしまいます。
スタッフ一人でも扱えるサイズ・重量なのかも考えてA型看板を選びましょう。

ポイント2:看板を設置するスペースと周辺環境を確認する

看板を設置した様子のイメージをもつ

スタンド看板を設置した様子のイメージをもつ

看板のデザインに非常にこだわるお客様は多いのですが、いざ看板を設置した時のイメージをしていない人が結構いらっしゃいます。「店先に置くから大体これくらいかな」「少しくらい大きくても外に出すから大丈夫でしょ」というザックリ予測は危険です。「こんなに大きかったの!?」とか「設置した場所が坂だった!!」など、せっかくご購入いただいたのに、こんな思いをして欲しくはありません。

家具や家電を購入する時、設置スペースを入念にチェックして検討しますよね。
看板も同じです。測ってみて初めて「高さがありすぎると店の窓に被ってしまう」「幅を取り過ぎると通行人の邪魔になる」など色々なパターンが想像できます。
お手数ではありますが、メジャーを持って設置場所を一度測ってみたり、立ってみて看板の気持ちになって見てください。
また、高さや横幅に加えて、奥行きも重要です。特にA型タイプの看板は、サイズが大きくなればなるほど、脚の開き具合も大きくなりますのでご注意ください。

高さ・横幅・奥行き、全ての条件を完璧に満たしたA型看板を規格製品から探すのは難しいかもしれません。限られたスペースを最大限に活かせるよう、高さ・横幅・奥行きのどれを最重要とするのかも決めておきましょう。

看板設置スペースの確認は「本体サイズ」で

看板設置スペースの確認は「本体サイズ」で

「看板を出すからには出来るだけ大きな板面で告知したい」という思いから、表示面の大きさをまず考慮しますよね。
最近はポスター寸法に合わせた、A1判・B1判対応のA型看板も増えていて、イメージしやすくなっています。

とは言っても、同じA1ポスター対応の看板でも、メーカーによってそれにプラスされる脚の高さや奥行きは異なります。
面板の大きさだけでなく、必ず本体サイズも確認してください。

看板を設置する周辺の環境を確認する

サイズごとの特徴は改めて後述しますが、看板の特徴が生きるも死ぬも周辺環境次第ということもご理解ください。

インパクトがあると聞いて買った大型の看板も、周りが特大の看板ばかりでは小さい看板になってしまうのです。だからといって周りより大きな看板を設置しても、周りが光るタイプの看板であれば暗くなった時、まったく目立ちません。逆に、周りに建物がほとんどない環境であれば、小さな看板でも目に留めてもらえます。

事前に周りの環境を確認し、埋もれてしまわないサイズ・特徴を持った看板を選びましょう。

スタンド看板のサイズごとの特徴とおすすめ商品

高さ1m未満:小さなA型看板

1メートル未満の看板は、看板の中では小ぶりなタイプになります。女性でも運びやすく、マーカーやチョークで書き消しができるタイプが多いです。足を閉じればテーブルに載せて表示面を書き込むことができるサイズです。小さいと大きい看板と比べると存在感は負けてしまいますが、情報を更新しやすく、使い勝手は非常に良いです。

また、あえて看板の高さが1mを超えないように設計されたA型看板もあります。
これらの看板は「風適法」に対応したものです。
風適法とは「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」の略で、パチンコ店やゲームセンターなどのアミューズメント店舗が、店内の見通しの妨げにならないように1mを超える看板を設置してはならないというものです。

高さ1m未満:小さなA型看板

左より
バリウス看板 A1(ロータイプ)
【A0】ポスター差し替え式 A型看板 グリップA
赤い木製黒板 WA450R

高さ1000~1200mm:スタンダード(中型)なA型看板

1000~1200mmくらいの大きさがA型看板のサイズではスタンダードであり、人気の大きさになります。ポスターの差し替えが出来るタイプ、印刷したインクジェットメディアを貼り込むタイプ、マーカーやチョークでの書き消しが出来るタイプと、様々なタイプの商品がございます。

ポスター差し替え式のA型看板ではA1サイズが1番の人気で、インクジェットメディアを貼り込むタイプでは面板サイズ600×900mmのサイズがよく引き合いをいただきます。マーカーやチョークで書き消しが出来るタイプとしては、小さいA型看板と比較すれば書き込む時にやや大きいと感じるかもしれませんが、設置した時の高さがあるのでこちらもオススメです。

高さ1000~1200mm:スタンダード(中型)なA型看板

左より ※カッコ内は設置時高さ(mm)
Aサイン A-1609(1005)
【A1】ポスター差し替え式 A型看板 PGSK 国産品(1105)
アンティークA型ボード(1105)
Aサイン Aエース A-459 両面(1129)

高さ1300~1800mm:大きなA型看板

1300mm以上のスタンド看板は、A型看板の中でも大きいサイズになります。このサイズくらいから一人で運ぶのが少し大変です。それもあって、看板のデザインとしてもあまり移動をしなくて良い「P」「入口」といった案内の役割を担う内容が多いです。また車に乗った時の目の高さにくらいになるということで引き合いをよくいただくサイズです。
ポスター差し替え式であればB1サイズがこのサイズに該当します。

高さ1300~1800mm:大きなA型看板

左より ※カッコ内は設置時高さ(mm)
ポスター差し替え式A型看板…PGSK【B1】(1300)
バリウス看板 A0(1375)
Aサイン Aエース A-612 両面(1417)

高さ1800mm以上:特大サイズのA型看板

1800mm以上になるとA型看板としては特大サイズとなります。表示する内容も遠くにいる人に伝える内容が多いです。店先に設置するというよりは、自動車を運転する人のアイキャッチを目的としたものや、空港の搭乗口の案内などです。タイプとしてはほとんどが貼り込みになります。
看板サイズが大きいため、設置に十分なスペースを確保する必要があります。

高さ1800mm以上:特大サイズのA型看板

左より ※カッコ内は設置時高さ(mm)
Aサイン Aエース A-918 両面(1994)
アルモード 屋外用 A型 スタンド看板 2240(2003)
Aサイン AW-918(2020)
ビッグAサイン AS-9360(2150)

まとめ

いかがでしたか?
今回の記事では、A型看板の選び方やサイズについてお伝えしました。

A型看板は人気のスタンド看板であるため商品のラインナップが非常に多いです。ただ、看板の設置目的、用途、場所、予算などの条件を見ていくと、結構絞られてきます。もちろんそこに「これが好き!」なんて気持ちがあったらそれも大事にして欲しいです。

もし看板についてお困りごとがありましたら、お気軽にサインシティまでお問い合わせください。スタッフがお客様の状況に合わせた、おすすめ商品をご提案させていただきます。

サインシティ

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