サインシティの看板デザイナーが、業種別に看板デザインのコツをご紹介!店舗の雰囲気を伝えつつ、集客力がアップするデザインのポイントをお教えします。
今回はデザイナーOが担当します!
お店を経営、営業される場合、看板は集客、情報発信をする上で最も重要なツールの1つです。その重要なツールの看板にどのような情報を入れればいいのでしょうか。今回は整体、マッサージといった業種に絞り、看板デザイナーの目線から、おすすめの看板デザイン、デザインする上でのコツをご紹介させていただきます。この記事を読んで、看板の買い替えや、リニューアル、新規OPENに向けてご準備をされている方の手助けができればと思います。
目次
整体・治療院の看板デザインで大切なこと

整体は、人の筋肉のバランス調整や骨格を調整する意味合いがありますので、最適な身体作りのサポートをしてもらえる業種です。身体の疲れを解消したり、自然治癒力を高めてくれるためそのような効果がある場所というのが看板から発信できるといいでしょう。
整体・治療院の看板デザイン例:基本的なデザイン

色について
水色、青色、緑、黄緑系の色味が多く利用されます。暖色系であればオレンジ色もよいでしょう。病院とはまた異なりますが、疲れ、痛みを取り除くという意味で薬局や医療で使われるような色味にすることも多いです。落ち着きならがらしっかり施術をうけられそうな雰囲気を与えることができます。
文字情報について
整体を営業されているお店というのは「地名+整体」や、「オーナーさんの名字+整体」とシンプルな屋号のお店が多いです。
- 地名からとった屋号の例:山王整体
- オーナーさんの名字からとった屋号の例:鈴木整体
「整体」という言葉だけでも、施術によって疲れ、痛みを取り除いてくれそう、コンディションを整えてくれる、と誰もが想像することができます。そのため、屋号を大きく目立たせるようにするといいでしょう。
そのほかには、整体師さんの得意分野を記載するといいと思います。おおよその価格帯、貴院の売りのコースの紹介もある場合はいれると効果的です。ここで、ポイントとしては価格と一緒に時間も記載すると良いでしょう。
フォントについて
整体の中でも品や高級感を与えたい場合は明朝体を用いるといいです。老若男女問わず、様々なお客様を対象とする場合には角ゴシック体がいいでしょう。丸みのあるゴシック体を使用すると優しい印象が出せるので、親しみやすい、入りやすい印象を与えることができます。
写真・イメージについて
整体の施術風景を使われることが多いです。写真を載せることでしっかり、施術してもらえる印象を与えます。
整体・治療院の看板デザイン例:シンプルな文字のみのデザイン

イメージに使用した看板:チャオL
屋号のみシンプルに仕上げた看板も良いですが、弊社で一工夫をして仕上げた看板を例にお見せしたいと思います。
色について
配色のバランスとしては、以下のようになっています。
- メインカラー:ベージュ
- サブカラー:ブラウン
- アクセントカラー:グリーン・オレンジ
濃い色味を基調にしてしまうと重すぎた印象を与えかねないので、落ち着いた色味で比較的明るいトーンをベースに使用するとこのように、スッキリ、明るい印象になります。「痛み改善」「コース時間・価格」「お問い合わせ先」を緑やオレンジ色にさせることで、目に止まりやすく、まさにアクセントが効果的になっています。
文字情報について
屋号・売り・コース例、価格、所要時間、お問い合わせ先という情報を適切な字大きさで載せることで入ってみたい、という気持ちを起こさせてくれます。
フォントについて
メインの明朝体以外の書体も1種と絞ることで、「痛み改善」「全身もみほぐしコース」のみで使用していることで書体のアクセント効果もだしています。
文字のレイアウトについて
こちらの看板の中には「縦書き」と「横書き」の文字が存在しております。通常縦書きと横書きが混在すると読みづらくなってしまうこともありますが、見る側の目線の流れを計算した上で入れたい情報を整理、配置を行っているため、縦書きの名古屋の揉み処〜疲労回復まで読み終わったあと、コース、価格、問い合わせ先という自然な目線の流れを作り上げています。
看板を見てもらう、内容を読んでもらう、という単純な動作の中にもお客様、見る側、読む側のストレスがなく、自然に読みたくなる、見たくなる看板を意識して製作しております。
整体・治療院の看板デザイン例:店舗看板のトータルデザイン

イメージに使用した袖看板:三和サインワークス 1515角丸アルミ 11-11 W450×H450
袖看板
壁面に設置する袖看板は遠くから、ここにお店がわかるようにする必要があるので、シンプルに屋号でまとめると大変わかりやすです。こちらでは屋号のほかに、キャッチコピーである「名古屋の揉み処」と、「肩こり・腰痛・疲労回復」という文言をいれることで、どのような悩みをもった方におすすめなのかを表しています。
壁面看板・ファサード看板
横長の看板では店舗の入り口の正面上部のファサード看板として用いることができます。
マッサージ店の看板デザインで大切なこと

マッサージ店の場合では、屋号よりも、「2980円!」というような、価格をメインにうたっている看板を目にすることが多いです。整体と同じように、シンプルに値段やコースがわかると好まれます。ご要望にもよりますが、それぞれ細かなコースメニューを記載するよりもシンプルな情報で収めるほうが好まれます。
マッサージ店の看板デザイン例:基本的なデザイン

色について
一般的に暖色系の色味が好まれます。施術スタッフの方のマッサージによる熱の伝わりをイメージさせているのかもしれません。
文字情報について
シンプルに価格、どのようなマッサージか、屋号、問い合わせ先という情報があれば十分です。
フォントについて
一般的には丸ゴシック体が好まれます。柔らかい印象を与え、凝り固まったガチガチの身体を柔らか、しなやかにほぐすようなイメージがあるためかと思います。そのほかは読みやすい角ゴシック体がいいでしょう。全体的に細い線よりも太文字のほうが遠くからも見やすいし、どっしり構えて見えるので任せても安心できそうな印象を与えられます。反対に細い先の書体の場合、不安定な印象を与えどころか心細い印象を与えてしまう可能性があるので注意が必要です。
写真イメージについて
整体と同じく、施術風景が伝わる写真を取り入れるとイメージが伝わりやすいです。その他スタッフのイラストや手のイラストを入れると親しみやすい、印象を与えることができます。
マッサージ店の看板デザイン例:温かみのあるシンプルなデザイン

イメージに使用した看板:電飾スタンド看板 ADO-700
文字情報について
全体の中でかなり大きさは小さいですが、屋号、店舗名、電話番号の記載があります。これくらいのジャンプ率(文字の大きさの対比)でも自然な流れで読んでもらうことができます。
色・レイアウトについて
「価格」と、「全身もみほぐし」というコースを2行で縦書きで構成しており、全面に出しています。文字に白のフチを加え、その下に暗めの影を乗せているので、立体的に浮き出て見えるようになっています。背景の赤〜黃〜オレンジ色のグラデーションを用いることで、温かみを感じさせ、「リラックスできそう」や「代謝が良くなりそう」といった気持ちも起こさせています。
目立たせたいものから順番に目が行くようにさせつつも、最終的に見てもらいたい情報に目の流れがいくように工夫をさせています。
- 「価格」と、「全身もみほぐし」
- 指圧のイラスト
- 屋号、店舗名、電話番号
上記の流れを効果的に見てもらえるように、大きさ、配置、色味を絶妙なバランスで作り上げています。
まとめ
いろいろとイメージは膨らみましたでしょうか?
デザイン作成をする場合、
- おおまかにイメージがある方の場合は手書きのラフイメージをいただく
- 特にイメージはなく、入れたい内容、情報を箇条書きでいただく
どちらの場合でも、どのような内容でも弊社デザイナーのほうでデザインを作り上げますのでご安心くださいませ。
サインシティでは、皆様のお店のコンセプトやご要望に沿ったデザインをヒアリングをもとに制作いたしております。デザインでお悩みの方は、ぜひサインシティにお気軽にお問合せくださいませ。
オリジナル看板デザイン集(業種別)
サインシティの看板専門デザイナーが作った看板デザインを多数掲載しています。ご希望に近いデザインがございましたらお気軽にお申し付けください。

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腰痛や肩こりなどをわかりやすくイラストで表現したり、2,980円などの価格表記をとにかく目立つ形でデザインをしたりなど、集客効果を考えた看板デザインをご提案させていただきます^^