プロ直伝!電飾スタンド看板の製作の流れ徹底解説

プロ直伝!電飾スタンド看板の製作の流れ徹底解説

街中でよく見かけるこのような看板!
内部に光源があり、夜間の案内に欠かせない「電飾スタンド看板」です。

夜間の案内に欠かせない電飾スタンド看板

この電飾スタンド看板、印刷されている内容に目が行きがちですが、一体どのようにして作られているのでしょうか?

今回は、ちょっとマニアックだけれど知っていて損はない! 知れば面白い! 電飾スタンド看板の作り方、製作の流れについて徹底的に解説します。

『電飾スタンド看板』商品一覧ページはこちら

製作の前に:本体と表示面の用意

電飾スタンド看板を選ぶ

まずは電飾スタンド看板の本体を選びます。
電飾スタンド看板は一見、どれも同じような規格に見えてしまいがちですが、仕様や機能で分けると意外と様々な種類があるのです。

そんな中、まず注意したいのは

・表示面貼り込みタイプ
・ポスター差し替えタイプ

のどちらにするかということ。 出力したメディアやシートを面板に貼った「表示面貼り込みタイプ」は、長期使用に向きます。反対に、表示面の内容を頻繁に変更される場合は「ポスター差し替えタイプ」がオススメです。

この先、長く店の顔となる看板です。表示面の交換の有無や用途、予算などをよく考えて、より適したものを選びましょう。

サイズに合わせてデータを作る

看板の種類が決まったら、次はいよいよデータの作成です。
電飾スタンド看板のデータを作るときに気を付けたいのは「サイズ」です。メーカーや店によって表記の方法は様々ですが、大きく分けると以下の3種類があります。

・本体サイズ・・・・・本体部分のサイズ(または設置時のサイズ)
・出力サイズ・・・・・本体に貼りつけるor差し込む 出力されるメディアのサイズ
・有効表示サイズ・・・出力を本体にセットした際、実際に表から見えるサイズ
※有効表示サイズは「見え寸」や「有効表示寸」と言ったりもします。

有効表示サイズを見落として、出力サイズでデータを作ったらフレームで文字やロゴが隠れてしまった……なんてこともありますから、あらかじめ注意が必要です。

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さあ、本体も決まって、データもでき上がるといよいよ完成イメージが湧いてきますね!
ここから先は、代理店や印刷会社にまとめてお願いしてしまう人が多いかもしれませんが、今回は実際に製作する様子と各作業のコツについてをぜひご覧ください。
※ここからは、サインシティで製作する場合の道具や手順の紹介になります。この他にも製作方法は様々ありますので、あくまで参考とお考えくださいね。

先に記載した通り、電飾スタンド看板には表示面貼り込みタイプとポスター差し替えタイプがあります。今回は、より作成に手間のかかる「表示面貼り込みタイプ」の製作方法をご紹介します。

電飾スタンド看板の製作の流れ

【用意するもの】

霧吹き・ゴムスキージー・ワイパー

(左から)
・霧吹き(たっぷりの水+一滴の洗剤)
・ゴムスキージー
・ワイパー

道具はそんなに特殊ではありませんので、一般の方でも近くのホームセンターや百円ショップで入手可能です。スキージーは、この後水びたしになりますので、ゴムタイプを使用します。
(ちなみに、100円ではありませんがサインシティでも作業用品を取り扱っていますよ。)
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それでは、電飾スタンド看板完成までの大まかな流れを見ていきましょう。

①印刷 → ②貼る → ③乾燥 → ④組立・設置 → ★完成★

これだけ見ると意外とシンプルですが、今回は看板一筋サインシティだからこそ知っているコツも含めて解説させていただきます。

(1)印刷:色味とサイズに注意

まずは、決定したデザインデータを電飾スタンド看板用のメディアへ出力します。

印刷する際に特に注意するのは「色味」です。データで見るととっても綺麗な色味でも、実際に印刷して、看板に設置し光を灯してみると
「あれ? 顔が白とびしている!」
「色が淡すぎて、文字が読めない!」
なんてことも……。

そこで、出力の際には少し色を濃くします。そうすることで実際に電飾スタンド看板を点灯した時に、ちょうど良い色味で表現できるのです。
※サインシティで印刷をする際には、点灯したときにイメージ通りの色味になるようスタッフが調整します!(なので、ご入稿のデータを濃くする必要はありませんのでご安心ください)

またアクリル成形板(平板ではなく、立体的に膨らんだ形状のアクリル板)に出力を張る場合、サインシティでは有効表示寸よりほんの少し控え目のサイズでカットするようにしています。
板が少し浮き出ているので、ピッタリサイズの出力を貼ると、縁からはみ出してしまい、そこからはがれやすくなる可能性があるからです。

アクリル成形板

★印刷時のコツ
・色は少し濃い目に
・サイズは少し控え目に

(2)貼る:素早く美しく

いよいよ、看板のプロでも緊張の、貼る作業です。
この印刷面を貼る作業、ずれないように……と考えると丁寧にゆっくりやりたくなってしまいますが、大切なのは「テキパキ」「素早く」行うこと。メディアとアクリル板の間にほこりやゴミが入ってしまうと、貼りつけた後にはなかなか取れないからです。もちろん、貼る前にはアクリル面と机の掃除が必須です。

それでは、以下、貼る作業の手順をテキパキとご紹介しましょう。

  1. 霧吹きでまんべんなくアクリルを濡らす
  2. ワイパーで水をこそげ落とし、水と一緒に汚れもしっかり落とす
  3. メディアの離型紙を剥がし、糊面に水を吹きつける
  4. アクリル板とメディアの端を合わせ、スキージーで中央から外側に向けて水や気泡を出しながら圧着する
    ※この時、水に一滴入れた洗剤が効果を発揮します。圧着後も数秒間はメディア位置の調整を可能にします!
  5. リタックシートを使用している場合は、圧着を確認したうえで、丁寧に剥がす
アクリル板に印刷面を貼る

いかがでしたか?
ここまでの作業、とにかくサクッと素早く終えることが大切です。

★貼るときのコツ
・ほこりやゴミが入らないように、しっかり掃除
・テキパキ素早く!

(3)乾燥:入念にチェックして、待つ

メディアを貼り終えたアクリル板にゴミや気泡が入っていないかを念入りに確認したら、よく乾かします。乾燥時間の目安は 日当たりのよい室内で5~6時間くらいです。場所や気温によって調整しています。

★乾燥させる時のコツ
・明るいところで透かしてみて、ゴミや気泡が入っていないかチェック

(4)組立・設置 完成!

アクリル板がしっかり乾燥したのを確認したら、いよいよ電飾スタンド看板の本体に設置します。点灯確認をして、色味・ゴミ・気泡・メディアの浮き・印刷ミスが無いか最終チェックをして完成です!万歳!

アクリル板を電飾スタンド看板の本体に設置する

★組立・設置時のコツ
・しっかり乾燥
・ゴミや色味、データミスの最終確認

まとめ

以上、電飾スタンド看板の製作方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
次に街中で電飾スタンド看板を見かけたとき、少しでも「あっ!」と、親しみを持っていただければ幸いです!

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