看板製作の前に製作部が行なっている作業を一部ご紹介!

看板通販サイト『サインシティ』です。

サインシティでは看板の通販だけをおこなっているわけではなく、
看板の表示面と呼ばれる看板にお客様のご希望のデザインを施した、
完成品を納品させて頂いております。

デザインはお客様がご用意されたデザインデータ、
もしくは弊社へデザインをご依頼頂けた場合は弊社のデザイナーが制作しております。

今回はそうした看板を製作する際のデータ制作という工程について、
サインシティの製作部が行なっていることをご紹介させて頂きます^^

『オリジナルデザインの看板製作』詳細ページはこちら

看板を製作する上で必要なデータ製作

看板のデザインデータとは別に、
看板を製作する上で制作データとなる物が必要となります。

綺麗に短い時間で仕上げられるように、
入稿データやデザイナー制作のデザインデータを少しだけ作り替えるのです。

作り替えるとは言いましても、
意匠に手を加えるわけではありませんのでご安心ください。

トリムマークとノビ

特に多いもので言えば、トリムマークとノビ。
トリムマークという言葉は印刷などを依頼されたことがない場合はあまり馴染みのない言葉かなと思いますが、
トンボという言葉の方はまだ耳にされたことがあるかもしれません。

トンボとトリムマークは同じです。

どういったものかと言いますと、

まず印刷を行う場合は一般的に実際の仕上がりのサイズ印よりもサイズの大きな紙やシートなどへ印刷をし、
その後、裁断をする。
という工程となります。

その際にトンボ(トリムマーク)はその印刷物の仕上がりの位置と塗り足す部分を指定する為に必要な線となります。

塗り足しがないと、仕上がりのサイズに断裁する時に生じるわずかな裁断機のズレにより、
デザインされた図柄や絵柄が途切れてしまいます。

それを防ぐため、トンボ(トリムマーク)は仕上がりのサイズよりも約3㎜大きく作ります。

サインシティでもそれぞれの看板の商品ごとにお客様がデザインデータをご入稿頂けやすいよう、
各看板のサイズに合わせたテンプレートをご用意しておりまして、
そちらにも下記のようにトンボ(トリムマーク)をつけております。

サインシティのトンボ画像

日本式トンボと西洋式トンボ

ということで、
そんな印刷をする上では看板も名刺などでも必要なトンボ(トリムマーク)なのですが、
種類が2種類ございます。

日本式トンボと西洋式トンボがありまして、
サインシティの製作部では、カット時には日本式トンボを使い、
看板製作にてシートを板物に貼るときには西洋式トンボを使う、
という形で2種類のトンボを使い分けをしています。

日本式トンボは最低ノビ部分が3mm、最高ノビ部分(トンボの終わりまで)が12.5mm
西洋式トンボは最低ノビ部分が5mm、最高ノビ部分(トンボの終わりまで)が20mm

日本式トンボと西洋式トンボの説明画像1

日本式トンボと西洋式トンボの説明画像2

この差が使い分ける理由であり、看板製作時に非常に重要となります。
小さい看板(A1サイズ程度)であればどちらのトンボでも違いを感じることはありませんが、
3×6サイズ以上、長辺部分の分割看板ともなるとトンボによる差は歴然です。
どんなに大きな看板でも手作業で行いますので、多少のずれが生じます。

大きな物程、貼っていくうちに生じるズレは小さい物と比べると少しのズレも全体が大きいと最終的なズレが大きくなってしまいます。

ノビが足らない、トンボが入ってしまったなんてこともあるかもしれません。

ですので製作部に回ってきたデザインデータの「トンボを変える」、
「足らないノビを足す」という作り替えは最終的な看板の完成クオリティを高める意味でも、
サインシティの制作部では行なっております。

カッティングシートで行なっている製作部の調整

またカッティングシートの製作時も製作データとして作り直しています。
例えばこのような文章を型抜きステッカーにするとき…、

カッティングシートのプロッターカットの説明画像

プロッタにそのままのデータを読み込ませてカットしてもらっても出来ます。
ですが、カス取り時に非常に苦戦します。

カス取りはカッティングシートという商品名を広め羅れました、
中川ケミカル様が動画に挙げておりました↓


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『おはように気をとられているとこんにちはが裂けてしまった!』

『こんにちはに目を向けているとこんばんはの濁点部分がどこかに行ってしまった!』

なんてことが起こり得ます。

それを回避するために、線を二本足します。

カッティングシートのプロッターカットの説明画像

おはよう と こんにちは の間に一本、
こんにちは と こんばんは の間に一本。

こうすれば、カス取り時、一列ずつに取ることになりますので、
失敗することも減り、時間的にもかなり削減することができます。

プロッタでカットさせる前に注意していること

そしてプロッタにデータを読み込ませてカットさせる前に、
きっちりと確認しておかなければならない重要なことが二つあります。
①カットラインが重なっていないこと
②ひとつのオブジェクトになっていること
サインシティ制作部ではこの2つに注意して看板製作を行なっております。

看板デザインデータ説明画像

看板デザインデータ説明画像

①カットラインが重なってしまっているとどうなるか?

プロッタは見た目ではなく、データの通りに、同じところを重なっている分だけ刃を通ります。

全く同じところなのだから問題ないのでは?
と思われるかもしれませんが、
切り口がグズグズになってしまって仕上がりが非常に汚くなってしまいます。

また同じところを何度も圧をかけているのでステッカーに大事な台紙部分もぼろぼろになってしまいます。

ということで、
サインシティ製作部では最終的なクオリティを高めるために、
レイヤーのウィンドウとアートボード上で照らし合わせて、
重なっているようであれば消して作り替える工程を入れております。

②ひとつのオブジェクトになっていること、とは?

四角と丸がひとつになった形のステッカーとしてシートをくり抜きたいときに四角と丸それぞれの形のままではカットしてしまうとだめなんです。

塗りに色がついてしまっていると分かりにくいですが、アウトラインで見てみると線が交差しているのがわかります。

看板デザインデータ説明画像

上記でも述べましたが、プロッタは見た通りではなくデータの通りに動きます。
バラバラになって希望の形にはカットしてくれません。
ですので合体させてひとつのオブジェクトとして作り替える工程をおこないます。
 

まとめ

ということで、以上のような工程を看板製作の際にはおこなっております。

サインシティ製作部では数ある看板通販サイトの中で、
せっかくサインシティをお選び頂けたお客様へ、
少しでも最終仕上がりがキレイな看板を納品させて頂きたい!
という想いで一同製作をおこなっております^^

看板の激安通販サイト!
というキャッチフレーズで看板通販をしておりますが、
価格だけではない製作のクオリティでもサインシティは自信をもっておりますので、
ぜひ看板のご購入の際はチェック頂けましたら嬉しいです^^

よろしくお願いいたします。

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