企業や店舗で、備品として用意されることが多いホワイトボード。
事務所や会議室、スタッフ用バックヤードなど、様々な場所で見かけるのではないでしょうか。
ホワイトボードの第一の特長は、マーカーで書き消しができることです。
この特長を生かして、月間予定表や、行動予定表に使われることが多いかと思います。メインフロアの壁に設置したり、脚付きのホワイトボードを要所に移動することで、多くのスタッフがホワイトボードを確認できます。情報の共有にも、コミュニケーションにも、とても役立つツールと言えるでしょう。
このように日常的に活用され、多くの方に馴染みのあるホワイトボードですが、実は「ホワイトボード」にもいろいろな種類があることは、あまり知られていないかもしれません。
どんなものがあり、どのような場所で使われているのか、今回は様々なホワイトボードについて見てみましょう。
目次
定番！白無地のホワイトボード
ホワイトボードの定番といえば、白無地のホワイトボードです。
文字も図ものびのびと記入できます。
壁に取り付ける大きなものから、ノートタイプまで
白無地のホワイトボードはなんといっても自由に書き込みができるので、会議での一時的な板書用として活躍することが多いのではないでしょうか。
一般的には、幅が1,200〜1,800mm程度のホワイトボードが好まれ、メーカーも定番サイズとして商品ラインナップに並べています。面板の広さを確保しつつ、大きすぎて取り扱いに困ることのないサイズです。
また、ノートタイプの持ち運べるホワイトボードも見かけるようになりました。打ち合わせの際に、その場で図などを描きながらクライアントとコミュニケーションが可能で、企画・営業職などの方に人気のようです。
プロジェクターの投影に適した、映写機対応のホワイトボード
無地のホワイトボードは、プロジェクターの投影にも便利です。データ資料などを映しながら書き込んでいくことができます。通常のホワイトボードでも投影は可能ですが、反射が不安という場合には、映写機対応のホワイトボードを利用される方も多いです。
映写機対応のホワイトボードは、光の反射を抑えるために、表面につや消しの加工がされています。表面に目に見えない細かい凹凸を作り、光の反射を抑えています。
その加工方法の特性上、凹部分にマーカーの成分が残りやすくなるので、マーカーでの書き消しについては、やや苦手としています。
「会議で意見が多く出るから、マーカーでの書き消しを頻繁に行いたい」
「メモのように持ち歩きながら使いたい」
「プレゼンで資料を見せるために、プロジェクターも使いたい」
など、ホワイトボードを使うシチュエーションは様々かと思います。
無地のホワイトボードはどれも同じように思いがちですが、実際は、用途別に工夫をされたホワイトボードが多くあります。
どのような場面でホワイトボードを使いたいのかをイメージし、目的に合わせて選ぶことが大切です。
ホワイトボードの月間予定表・行動予定表
ホワイトボードに罫線や文字が入っているものの中で、予定表のタイプは利用頻度が特に高いのではないでしょうか。
会議や社内行事を書き込んだり、スタッフの勤務時間や休日を書き込んだりと、連絡や告知に使用されることが多いかと思います。
マーカーの書き消しだけで、予定の変更や修正ができるのはとても便利です。
さらに、マグネットを利用して、予定に関連する掲示物を貼っておくこともできます。
スタッフの外出が多かったり、別室にも要件が多い業務形態の場合は、ホワイトボードで作った行動予定表もあると便利です。
営業車の配車状況や、社外にいるならば帰社時間はいつか、など、スタッフの動きを共有することで、よりスムーズに業務が進行できます。
目標や計画を「見える化」するためのホワイトボード
新聞、雑誌やWebの記事など、さまざまなところで「見える化」という言葉を目にすることが多くなりました。
「見える化」とは「見えていないものを可視化する」という意味ですが、その手段としてもホワイトボードが活躍します。
頭の中で考えているだけでは、忘れてしまったり、いまいち具体的な方法がまとまらない…ということもあります。
目標を「見える化」をすることで、共有することができるので、すでにホワイトボードを活用されているオフィスも多いのではないでしょうか。
・営業目標を掲示しておき、その達成率を毎日更新していく
・毎日の生産数を書き、不備や漏れが無いか確認する
・進行表を作り、納期までの工程を管理する
・工事の日程表を作り、案件を並行して眺める
このように、業種によってさまざまな「見える化」の工夫がされ、ホワイトボードが活躍しています。
オリジナル項目で作るホワイトボード
それに伴って、自社独自の項目を追加したり、罫引きをしたいといったオリジナルホワイトボードの需要も出てきています。
より確実に、安心に業務を進めるために、「見える化」を進める手段として、オリジナルホワイトボードの製作についても検討してみてはいかがでしょうか。
私たちサインシティでも、オリジナルホワイトボードのオーダーを承っています。
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より多機能に！進化するホワイトボード
近年では、より多機能なホワイトボードや、おしゃれなホワイトボードも増えてきました。
圧迫感なくスッキリとした見た目の「透明ボード」
「透明ボード」は、その名前の通り、板面が透明のマーカーボードです。透明なアクリル板の片面に、マーカーで書き消しができるような特殊な加工を施して作られています。
スペースの雰囲気をこわさない、明るくすっきりとしたデザインが人気です。
展示会では、商品を隠さずに説明をしたり、打ち合わせでは、裏から地図などを貼って表から書き込むことなどができます。
また贈答用としても人気があり、新店舗やオフィス、事務所の開設に合わせて、プレゼントとしても購入されているようです。
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地図やプリントを挟み込んで使える「地域説明用パネル」
「地域説明パネル」は、ホワイトボードの上に透明のカバーが付いており、地図などを挟んで使用することができます。
透明カバーの上からマーカーの書き消しができる他、マグネットも使用できるので、ポイント地点に目印を付けられます。
たとえば自社の営業エリアへの施策を講じる際、実際の道筋からルートを検討したり、地図上の要所の確認をすることなどが可能になります。
また、文字だけでなく地図や図を使ってコミュニケーションができるので、観光地で利用すれば、外国人観光客の案内などにも便利です。
旅行会社では、ツアー商品の企画や検討にも役立ちますね。
その他、地域の防災・防犯対策にも、地域説明用パネルを活用できます。
避難場所やライフラインの状態、道路の使用状況など状況が刻々と変化する場面でも、ホワイトボードならすぐに最新の情報を記入することができます。
災害の対策について意識が高まる中で、企業や公的機関からも需要が増えているホワイトボードです。
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まとめ
今回はオフィスで活躍するホワイトボードを中心に、様々なホワイトボードについて見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
パソコンの他にも、タブレットやスマホなど、様々なデバイスが普及している現代ですが、手書きのホワイトボードも、オフィスの必需品として変わらず使用されています。
頻繁に、かつ、長く使うものだからこそ、目的に合った使いやすいホワイトボードを選びたいものですね。
