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今回は看板・ディスプレイ業界では必須の作業用品である「スキージ」のご紹介です。
スキージはカッティングシート、インクジェットシート、ウインドウフィルム、化粧シート等のフィルム素材のサインをアルミ複合板や窓ガラス等の対象物に貼る時に使用する作業用品です。
一般の方では「ヘラ」と呼ぶ方が多いように思いますが、
語源はスクイージからきているようです。
スクイージー(英:squeegeeまたはsquilgee、スキージーとも)は、まっすぐで滑らかなゴム製のブレード部分を使って、平らな表面の水分を取り除くのに使う道具である。スクイージーの名はそのオノマトペから来たものである。掃除と印刷の際に用いられる。
引用元:ウィキペディア:スクイージー
スキージの役割
看板・ディスプレイ業界でのスキージの役割は前述のように対象物にフィルムを貼り込む際に使用する道具となります。樹脂製、ゴム製のものがありますが、使用する作業によって使い分けが必要になります。
フィルムを貼り込む際の作業方法は大きく分けて2パターンあります。
① ドライ貼り
② 水貼り
それぞれにメリット、デメリットがありますが、水貼りは中性洗剤入りの水を対象物に吹き付け後、カッティングシート等のフィルム粘着面を対象物に貼り込んでいく施工方法です。
以前、サインシティのスタッフが水貼りでのガラスフィルム貼り動画をyoutubeへアップしておりますので、宜しければご覧くださいませ^^
一方、ドライ貼りは中性洗剤入りの水を使わず、フィルムの粘着面を対象物に直接貼り付ける作業となります。
水貼りは貼り付けるフィルムの位置を合わせる際に調整を効かせやすいメリットがありますが、水を利用するために現場環境の問題や水分を乾かす時間が必要になるなどのデメリットがあります。
ドライ貼りは熟練者向けであり、貼り付け時の位置合わせを失敗することで全てをダメにしてしまう可能性があります。
また、フィルムに気泡を残す可能性も高くなりますが、水を抜く作業が必要ないために作業自体の時短には役立つことになります。
そのような状況を踏まえ、ドライ貼りには樹脂製のスキージ、水貼りにはゴム製のスキージがお薦めです。
樹脂製スキージはカッティングシートのメーカーでもある㈱中川ケミカルの「プレスタ」
ゴム製スキージも同じく、㈱中川ケミカルの木製スキージ 「CSスキージ」硬め
木製スキージ No.2(150mm) 6mm厚
ソフトな感覚で弾力がある「ゴムスキージ」
ゴムスキージ 巾100mm
スキージフェルトの重要性
スキージフェルトはスキージに貼り付けて使用する製品ですが、
フィルムの傷つき防止、
貼り付け時の作業性に関わる滑り具合の向上と非常に重要な役割を担う製品です。
消耗品でもありますので劣化状況を確認し、成果物に傷がつかないようこまめな取り換えをお勧めします。
フェルトが柔らかく厚みのある「ピタッとくん スキージ用フェルト」
「ピタッとくん スキージ用フェルト」
いかがでしたか、今回は「スキージ」の紹介をさせて頂きましたが、看板・ディスプレイ業界以外でも工作・DIYなどを本格的に取り組まれている方々にもご利用頂けると幸いです。スキージなどの作業用品は色々試して頂き、自分にあった道具を見つけるのも楽しみのひとつではないでしょうか。
サインシティでは便利な作業用品、疲労軽減グッズも多数取扱っておりますのでこちらも参考にして下さい。