看板通販サイト『サインシティ』です。
今回は看板ではなく、紙のお話を書いてみたいと思います。
看板業界にいると、屋内看板や展示品・販促品などの紙の印刷に携わることもあります。
その際に使用する「紙の厚みの単位」が一般的には馴染みが薄いと感じましたので、少しまとめてみました。
宜しければぜひご覧くださいませ!
薄い紙の厚みの単位は?
看板業界で広く使用されるものといえば
・スチレンボード
・アルミ複合板
・アクリル板
といった板材が多く、いずれも3mm厚や5mm厚といった厚みが一般的です。
これらの板材も薄い素材ではありますが、紙はさらに薄いものですので、もし紙の厚みをmmで表現しようとすると0.0何mmというように非常に小さな値となってしまいます。
そこで紙の厚みには以下のような単位が使用されています。
紙厚・マイクロメートル(µm)
まずはこちら『紙厚』
単位はmmと表記される場合とµmと表記される場合があります。
µmの読み方は「マイクロメートル」です。
1mmは1000µmです。
通常、紙の厚みは0.1mm程度のものが多いので、0.1mm厚の紙は紙厚100µmと表現されることがございます。
µmのmは省略して表記される場合もあり、100µ(ミクロン)と書かれている場合は100µm=0.1mmの紙厚となります。
紙の面積1㎡あたりの重さで表現・坪量(g/㎡)
続いては坪量(g/㎡)
こちらの読み方は「ツボリョウ」です
g/㎡の「g」はグラム、重さの単位のグラムです。
そして「㎡」は面積を表す平方メートルです。
ということで、この坪量(g/㎡)は1平方メートルあたりの紙の重さを表す単位となります。
1平方メートルあたりの紙の重さが重いということは、紙が厚いこととイコールな部分もありますので、紙の厚みの表現としてこちらの坪量(g/㎡)が使用されている場合もあります。
ご参考までに、一般的なコピー用紙の坪量(g/㎡)は64~68、
官製ハガキの坪量(g/㎡)は209です。
1連1000枚あたりの重量・連量(㎏)
連量(㎏)は業務用の単位として印刷会社などで使用される単位です。
読み方は「レンリョウ」です。
紙を規定サイズで1000枚重ねたものを1連と言い、連量はその1連あたりの用紙の重量を表します。
大量の紙のやり取りなどに使用されており、新聞の折り込みチラシの連量(㎏)は52.3、コピー用紙やチラシの連量(㎏)は64などとなっております。
こちらも坪量と同じく、重さがある=厚みがあるという側面から、紙の厚みを表す単位としても使用されています。
まとめ
今回は看板ではなく、紙の厚みについてご紹介させていただきました。
店頭に置く看板として、ポスターを差し替えて使用するタイプの看板は常に人気が高く、サインシティでは看板と合わせてポスター印刷のご依頼をいただく機会も多くございます。
いつも本当にありがとうございます。
紙の世界も色々と奥が深いので、今回のような話題もまた挙げていきたいと思います^^