RGBは印刷に使えない!IllustratorでCMYKのデータを作るには?

RGBは印刷に使えない!IllustratorでCMYKのデータを作るには?

看板通販サイト『サインシティ』です^^
今回は
『IllustratorでCMYKのデータを作るには?』
といったテーマで書いていきたいと思います!

サインシティでは看板のデザイン製作のご依頼はもちろん、お客様が制作されたデザインデータのご入稿を有難いことに毎日非常に多く頂いております。

そんな看板デザインの制作データを作られる際に、必須なCMYKのデータ作りについてご説明してみたいと思います^^

プリンターはCMYKで色を理解している

職場やご家庭で、写真や文書を印刷しよう!
というとき、
パソコンなどの画面で見ているときの色と、
プリンターで印刷したときの色が全然違う!
という経験はございませんか?

原因の一つとして、「RGBのデータを印刷している」という可能性がございます。

RGBで作られたデータは、実のところ、印刷には使えません。
(※RGBでもOKと書いている特例の業者様もいらっしゃいます)

なぜなら・・・
RGB(アールジービー)
=「スマートフォン、タブレット、PC、テレビなど液晶モニター用」のデータ

CMYK(シーエムワイケー)
=「インクを使った印刷用」のデータ

だからです。

弊社の看板用のプリンターは、
「C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(キー・プレート/通常は黒)」の4色のインクの、それぞれの濃度を調整しながら印刷をしています。

そのため、データからプリンターへ、
「Cは○○%、Mは●●%、Yは▲▲%、Kは□□%だよ!」
と、印刷する色の指示を出してあげなければいけません。

RGBは、プリンターからすれば、謎の異国の言語です。

蛍光色のような、とても明るい黄色や水色が、画面ではハッキリ見えていても印刷をすると全体的にくすんだり、色が変わるのは、プリンターが、色の処理をうまくできないデータだからです。

画面と印刷物とでは、どうしても誤差が出るので、CMYKだからと言って、全く同じ色にするのはなかなか難しいです。
(インクの種類や素材の都合など、要因は様々にございます。)

でも、できるだけ画面で見ていたイメージに近いものが印刷されたほうが、頑張って作ったデータも浮かばれるものです。
今回はIllustratorでCMYKのデータを作る方法を、2通りご紹介致します。

IllustratorでCMYK形式のデータを作る方法

実際にイラストレーターでCMYK形式のデータを作る方法をご紹介していきます^^

(1)最初からCMYKで作る

こちらが圧倒的におすすめです!!
デザイナーがデータを作り始めるときも、印刷用であればCMYKになっているか、確認してから作ります。

Illustratorを開いて、メニューの「ファイル」→「新規」をクリックすると、
新規ドキュメントの詳細を決める小窓が出ます。

イラストレーターでCMYK形式のデータを作る方法
イラストレーターでCMYK形式のデータを作る方法

この小窓の下のほうに、詳細という囲みがあります。
中にカラーモードの項目がありますので、CMYKを選びましょう。
OKをクリックすると新しいファイルができます。

念の為、カラーパレットもCMYKになっているか確認してください。
RGBや他のパレットになっていたら、CMYKのパレットにしておきましょう。

イラストレーターでCMYK形式のデータを作る方法
イラストレーターでCMYK形式のデータを作る方法

あとは、好きな文字や図形などでデータを作っていけばOKです。

(2)すでにあるRGBのデータをCMYKに修正する

RGBで作ってしまったデータなら手元にある・・・
という場合は、こちらを試してみてください。
※一度CMYKに変換したRGBデータは、再度RGBに変換し直しても元の色になりません。
不安な場合は別名保存をするなどして、元のデータを残しておきましょう。

まずはデータを開きましょう。
データが画面に表示されましたら、
メニューの「ファイル」→「ドキュメントのカラーモード」→「CMYKカラー」をクリックします。

イラストレーターでCMYK形式のデータを作る方法
イラストレーターでCMYK形式のデータを作る方法

全体的に色がくすんで、沈んでいるのが分かりますでしょうか。
RGBのデータをCMYKに変換すると、このように濁った色になります。

ここから色を変えたい場合は、カラーパレットをCMYKにして
CMYKの数値を変えていくと、数値に応じて色が変わっていきます。

イラストレーターでCMYK形式のデータを作る方法
【07_CMYKで色調整.jpg】

なかなか調整が難しいですが、どういう数値でどんな色になるのか、試してみてもいいかもしれません。

まとめ

今回は、CMYKのデータについて説明させていただきました。
印刷物を発注するときに、RGBとCMYKの違いを知っていることは、とても大切です。
看板以外に、名刺やチラシを作成されるときにも役立つ知識ですので、ぜひ、頭の片隅に置いていただければと思います^^

サインシティではお客様の制作されましたデザインデータで看板を製作させて頂きます『デザインデータ入稿』と、サインシティのデザインチームでご希望の看板デザインを制作させて頂く形の大きく2つの方法で看板製作・通販をさせて頂いております。

看板デザイン制作のご依頼はお電話やメールでのやり取り、または簡単な手書きでのご希望や参考写真などご希望に近いものをネットの拾い画でも大丈夫ですので頂けましたら、お客様の業種に合わせて最適なデザイン制作をさせて頂きます^^

ぜひお気軽にお声がけくださいませ!

※看板のデザインサンプルも整体やクリニックから駐車禁止や工場看板まで、様々な業種様のサンプルを作っております!
宜しければぜひご覧くださいませ^^
看板デザイン/サンプル集
『看板デザイン/サンプル集』詳細ページはこちら→

サインシティ

私たちは、看板・サイン資材のネット販売から、オリジナル看板製作・現場での取付施工まで自社で行っています。
看板のことならサインシティに、是非ともお任せ下さい!