知って得する! スタンド看板の修理・メンテナンス方法と、長く使うためのコツ

スタンド看板の修理やメンテナンスに関するよくあるご質問

「商品が壊れてしまったら?」「看板を長く使うには?」
看板のサインシティでは、お客様からこのような相談をうける機会がよくございます。

せっかく作った大切な看板、ぜひ長く活躍させたいですよね。

そこで今回はスタンド看板の種類別に、修理やメンテナンスの方法や、長くお使いいただくコツを紹介いたします。不具合の内容によっては、ご自身で修理できたり、パーツを取り替えられるものもありますので、参考にしてみてください。

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電飾スタンド看板のメンテナンス

板面(表示面)が割れてしまった場合

電飾スタンド看板でまず上がるのが、「板面(表示面)が割れてしまった」という声です。

例えば、
「飲食店街で使用していたところ、酔ったお客様が倒してしまった」
「悪天候で看板が倒れてしまった」
等が多く聞かれます。

電飾スタンド看板の場合、商品の品番さえ分かれば、板面(表示面)のみ新しくご用意することが可能です。
板面を交換する際にかかる一般的な費用は、
『面板材料費+表示面製作費+(データの有無によってデータ作成費)+送料』
という形です。

板面(表示面)が届いたら、破損した電飾スタンド看板の板面(表示面)と差し替える作業が必要です。フレームはプラスドライバー(インパクトドライバーだと楽です)で簡単に外すことができますので、差し替え作業は難なく行っていただけると思います。

こちらの動画の2:00~も参考にしてみてくださいね。

蛍光灯や電球が切れてしまった場合

その次に、「蛍光灯や電球が切れてしまった」という場合です。

こちらは外的な問題によるものではなく、長く使っていると蛍光灯は切れてしまいますので、新しい蛍光灯へ交換をお願いします。看板内部の蛍光灯はフレームを取り外して交換しますので、「板面(表示面)が割れてしまった場合」と同様の方法で交換を行ってください。

また、矢印や点滅がついたタイプのスタンド看板は、表面に多くの電球がついていると思います。こちらも、切れてしまった場合は適宜新しいものと交換いただければと思います。

蛍光灯は切れていないが、点灯しない場合

「蛍光灯が切れているわけではないのに、点灯しない」という問題が発生した時は
1)グロー球の消耗
2)漏電/断線
3)ヒューズの切れ ※矢印点滅のタイプに限ります
といった理由が考えられます。

1)グロー球の消耗
電飾スタンド看板は、蛍光灯を点灯させるために「グロー球(点灯管)」が使われています。点灯しない際の可能性として、グロー球の消耗が考えられます。
これは電飾スタンド看板の一例ですが、グロー球の位置の参考にご覧ください。

グロー球の位置の参考画像

また、グロー球も蛍光灯も接触不良によって点灯に不具合が生じる場合があります。蛍光灯もグロー球も変えたのに点灯の仕方が気になる際は、今一度しっかりはまっているかを確かめていただくと良いかもしれません。

2)漏電・断線
漏電・断線の場合は、お客様ご自身で直すのが難しいので、お近くの看板店や電気工事に詳しい人に修理を依頼することをおすすめします。

3)ヒューズの切れ(矢印点滅タイプの場合)
矢印点滅式の電飾スタンド看板で、矢印部分のみが複数点灯しなくなった場合は、内部のヒューズに問題が発生している可能性があります。
ヒューズの交換で直ることがありますので、まずそちらをお試しいただくと良いかと思います。

看板内部のヒューズ

そのほか、タコ足配線のように、様々なコードがついた場所で電源をとっていると、電力の配給が分散されるため、点灯しにくかったり、光り方が弱くなってしまう等の不具合が生じることがあります。
また電源をとる場所の電力配給がそもそも弱い、といった場合もありますので、点灯の仕方が気になる場合は、別の場所の電源でも同じような光り方をするかどうかを試していただけると良いかと思います。

ここまでご紹介したのは、インバータータイプや蛍光灯タイプの電飾スタンド看板の話になります。もし、少しでも蛍光灯や電球交換の手間を省きたいというお客様には、LEDタイプの電飾スタンド看板をおすすめいたします。

LEDタイプの電飾スタンド看板の一覧はこちら

ポスター差替式スタンド看板のメンテナンス

雨水が入ってしまった場合

ポスター差替式の看板の面板は、
「下地のアクリル板」+「表示面(ポスター)」+「透明アクリル板」 の3層構造になっています。

ポスター差替式看板の面板の3層構造

ポスター差替式スタンド看板は、雨に濡れると、表示面と透明アクリル板の間に水が溜まってしまう場合があります。
その場合には上記3層構造をいったん取り外し、ウエス等で水分を拭き取っていただくようお願いします。
※屋外でご使用の際は必ず表示面(ポスター)にラミネート加工を施して下さい。

キャスター付きのスタンド看板のメンテナンス

キャスターが取れてしまった場合

キャスターの付いたスタンド看板は移動がしやすく、電飾・非電飾に関わらず人気がありますが、時々「キャスターが取れてしまった」といった声を聞きます。その場合、商品によってはキャスターのみ用意ができるものもありますので、まずは購入した業者さんに問い合わせることをおすすめします。
ただし、つなぎ目部分にサビつきや損傷がある場合や、廃盤商品だった場合など、対応が難しいこともありますのでご注意くださいね。

ちなみに弊社では、商品名をお伺いして、該当部材があれば担当よりお見積りさせていただいています。お気軽にお問い合わせください。

看板を長くお使いいただくために

雨水対策:荒天時は室内へ入れる

ポスター差替式のスタンド看板に限ったことではありませんが、看板は屋外用のものでも「完全防水」というわけではなく、「傷みにくい素材」「水抜けがしやすい構造」になっているものが大半です。
そのため、屋外対応の商品でも、荒天時は軒下や室内に移動させてください。そうすることで看板に水が溜まることを防ぐことができますし、転倒による破損や怪我を避けられます。

雨水対策:レインシート(防水用の袋)付き商品を選ぶ

スタンド看板の中には、付属品として、ポスターを雨から守る防水用の袋(レインシート)がついているものがございます。

レインシート(防水用の袋)付き商品・パネルスタンド POSシリーズ

パネルスタンド POSシリーズ

こちらのシリーズに付属するレインシートは、国産メーカーが作った熱変形しにくい素材なので、屋外で強い日射しを浴びても安心してお使いいただけます。

転倒対策:オプションでウエイトをつける

スタンド看板は、安全にお使いいただくためウエイト・重りの併用が推奨されています。
特に専用のウエイトプレートや注水ウエイトがあるものは、見た目もよく、転倒させたくない、より丈夫な状態にしたい、という場合におすすめです。

専用のウエイトプレートや注水ウエイトがある商品

【左】グリップA + 専用ウエイト置台 + 専用ウエイト
【右】ADO-VシリーズADO-900シリーズ + ウエイトプレート

転倒対策:本体が「倒れない構造」になっている商品を選ぶ

体が「倒れない構造」になっている商品・たおれん君、コロバン

【左】たおれん君シリーズ

看板の板面(表示面)がスイングすることで衝撃を吸収させることができるスグレモノです! ポスター差替式ですので、表示面が手軽に変更可能です。電飾、非電飾どちらのタイプもあります。

【右】コロバンシリーズ

こちらは板面部分が支点を中心に回転(前後運動)することで、風をかわして倒れにくい構造となっています。
※回転という表現をしましたが、鉄棒の大車輪のような一回転はしません(笑)

その他 メンテナンス品の紹介

メンテナンス品・ヒシコート

ヒシコート

プラスチックへの埃の付着を軽減する、揮発性の塗布型帯電防止剤です。
ウエスや布に含ませて拭いていただくと、手垢、砂埃等がとれます。
直接看板にかけてしまうと、板面が割れてしまう恐れがございますので扱いには十分ご注意ください。

まとめ

今回は、スタンド看板の修理に関するよくあるご質問について書かせていただきました。

故障かな?という時も、ご自身で修理できるものや、部分的に取り替えできるものなどがございます。
あきらめる前に一度、今回ご紹介した内容をチェックしたり、看板屋へ問い合わせをされたりすることをオススメします。

そして、看板を長くお使いいただくには、
◯天候が悪いときや営業時間外は軒下等の安全な場所に片付ける
◯屋外に強い商品を選ぶ
◯蛍光灯の交換を減らしたい場合はLEDタイプを選ぶ
◯オプション品が豊富な商品を選ぶ
◯メンテナンス品やウエスを用いて看板を定期的にお手入れする
……といった点を意識していただくのがよいと思います。

また、オプション品の有無や商品の形状は、今回挙げたものに当てはまらない場合もございますので、不明点・疑問点等がありましたらお気軽にお問い合わせくださいね。

この記事が、これから看板を検討される方、そしてすでにお持ちの方に少しでも役立ちましたら幸いです。

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