電飾スタンド、電飾看板、電飾スタンド看板……と聞いて、みなさんはどのような商品を思い浮かべるでしょうか。
看板の形を思いかべる方もいれば、使用しているシーンや、電飾スタンド看板を使用するお店をイメージされた方もいるかもしれませんね。
さて、以前に「デザイン製作のポイント」として次のような記事をあげました。
電飾スタンド看板の製作では、デザインと併せて、表示面を綺麗に見せるために知っておいてほしいポイントがあります。
今回は、そんな電飾スタンド看板表示面製作の心得についてご紹介します。
目次
点灯時と非点灯時の看板の見え方の違い
ご存知の方もいるかもしれませんが、電飾用の印刷をする際に特に気をつけなければならないのは、「点灯時と非点灯時では見え方が大きく異なる」ということです。

色の違いが一目瞭然ですね。
点灯しているときと、点灯していないときとで比べると、点灯させているときのほうが、断然鮮やかでキレイな色に見えるのではないでしょうか。
使用する環境にもよりますが、電飾用の印刷の特性上、どうしてもこのように見え方の差が出てしまいます。
人物や料理の色味は、特に注意が必要
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
それは、光を通したときに色味が薄くなり褪せたような印象になってしまうのを防ぐため、電飾用として「濃く」印刷をしているからです。通常(非電飾用)の印刷を2回施しているようなイメージです。
それによって、点灯時にはきれいに見えた人物が非点灯時には顔色悪く見えてしまったり、点灯時においしそうに見えた料理のメニューが非点灯時に暗く見えたしまったりということが起こります。
常に点灯させていれば、キレイな状態を保てるので問題ありません。
でも、それでは電気代がかかるし、ほかの方法はないのだろうか……と悩んだ方!
その答えは実はいくつもあります。
点灯時・非点灯時とも電飾スタンド看板を綺麗に見せる3つの方法
1. 蛍光灯ではなく、LEDタイプの電飾スタンド看板にする
電飾スタンド看板の蛍光灯をLEDに変更することで、消費電力・電気代を約半分以下に抑えることができ、ランディングコストをかなり抑えることができます。家庭用の照明がLEDに移行しつつあると思いますが、実は看板もLEDに移行するような動きがあるのです。
これからは、看板もエコの時代です。
2. 看板の専門店に表示面の印刷まで依頼する
看板専門店に依頼すると、なぜ良いのでしょうか?
なぜなら、看板製作会社の多くは「ラテックスプリンター」を導入しており(もちろん弊社も、業界の中でいち早く取り入れています!)、通常のプリンターよりも鮮やかな発色再現が可能となるからです。
※もしご希望される場合は、依頼する業者さんにラテックスを導入されているか、念のため確認はしてみてくださいね!

ラテックスプリンターは、インクの性質により、点灯時、非点灯時の色味が変わりにくいのが特長です。
また、業界唯一のエコマーク認定を受けた、VOC(発揮性有機化合物)が極めて少なく環境性能に優れた無臭の水性インクを使用していますので、地球にも人にも優しい印刷と言えます。
(こちらの記事を読んで「ラテックスプリンターで製作したい!」と思っていただいた方、とてもありがたいです!その場合はお問合せ時にご指定いただければ幸いです。)
3. 印刷以外の方法で表示面を製作する
電飾スタンド看板の表示面を製作する際、印刷以外の方法として、電飾用のマーキングフィルム(カッティング用シート)を用いることもございます。専用のシートなので、点灯時と非点灯時で色味の差がでにくいです。
マーキングフィルムでの製作は、単色のみの表現や文字のみのデザインの際におすすめの方法といえます。
(デザインによって製作が難しい場合もありますので、実際の製作の場合はスタッフまでお気軽にお問い合わせくださいね)

このマーキングフィルムは、看板のアクリル面(乳白色の部分)以外に貼ることもできますので、看板によっては、フレーム部分のスペースに情報を追加して有効活用することも可能です。

まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、電飾スタンド看板の表示面を製作する前の心得として、点灯時/非点灯時の看板の見え方の違いと、非点灯時も表示面を綺麗に見せる3つの方法についてご紹介しました。
ラテックスプリンターやマーキングフィルム等の言葉を初めて聞いた方もいらっしゃるかもしれませんね。
表示面の製作方法は様々あり、奥が深いです。今回の記事が、あなたが看板を製作する際の助けになれば幸いです。