【看板製作】色指定ってどうやるの?正しく色を伝える方法ご紹介!

【看板製作】色指定ってどうやるの?正しく色を伝える方法ご紹介!

看板通販サイト『サインシティ』です。

今回は看板製作について書いていきます^^

看板をつくりたい!
となった場合にまず決めることの一つに

『どんな色の看板を製作するか?』

という色の問題がございます。

そして、仮に

『よしお店のイメージカラーの赤色で看板を製作してもらおう!』

と決まった場合にも、
この『赤色』という色にもいろいろな種類の赤色がございます。

そのため、もしかするとイメージしている赤色ではない赤色で看板が完成してしまうかも知れません・・

マクドナルドの赤色

ローソンやミニストップの青色

有名な飲料水メーカーのロゴに使われているような赤色、ハンバーガーチェーン店のロゴに使われている赤色、
似ているようで並べてみると全然違う色であったりと、イメージしている色を伝えることは実はとても難しいものです。

ということで、
今回はそんな色についてご紹介させて頂きます。

『オリジナルデザインの看板製作』詳細ページはこちら

色を伝えるのは難しい?

1枚の“同じ写真”を一緒に見て

『この色で看板を製作してほしい!』

と指示を受けた場合、お互いの認識している色は全く同じものなので正しく伝わります。

それでは“同じ写真データ”を見て同じように指示を受けた場合どうなるでしょうか。
スマホの画面でデータを見る人もいれば、
WindowsのPC画面で見る人もいます。
中には写真データを印刷してから見る人もいるのではないでしょうか。

ディスプレイの色は一見、同じように思えますが設定や色域の違いなどから同じデータを表示していても色の認識に多少のズレが発生してしまいます。

これを印刷した場合はさらに印刷したプリンターの機種、
使用しているインクのメーカー、
紙の質感などからズレが大きくなってしまう事も考えられます。

さらに見ている環境も太陽光の下で見ているのか、
屋内であれば使用している蛍光灯は電球色?
昼白色?
昼光色?など…

細かい事を考えていくと同じデータを全く同じ条件で見るというのは実は非常に難しいということが分かります。

ということで、
そうした色の認識を共通でもてるような確認方法を3点ご紹介させていただきます^^

色を正しく伝える共通認識

上記のように蛍光灯が~
というところまで細かく考えてしまうとキリがありませんが、ディスプレイの色が原因で色の認識にズレが出るというのは実際にトラブルとして起こり得ます。

こういった場合にお互いが同じ認識で色の確認をするための方法を3点紹介します。

色見本帳を利用する

色見本帳を使用して色を伝えるのが一番確実かと思います。
見本帳とは色の認識のくい違いを無くすために使われるもので、印刷会社などに色の指定をする際などに用いられます。

サインシティでは
『DIC』
『PANTONE』
『日塗工(日本塗料工業会)』
を使用しており、それぞれの色に割り振られた番号を伝えることで正しく色の共有を行うことが出来ます。

色見本帳と同様にカッティングシートで確認する

色見本帳と基本的に考え方は同じで

『このメーカーの〇〇フィルムの品番』

というように伝えることで同じ色を認識することが出来ます。
ただし、色見本帳に比べると色が細かく分類されていない為、目的の色に近いものが無い場合があります。

しかし、看板を製作する場合にはカッティングシート(マーキングフィルム)を用いて製作する場合もあることと、看板の製作会社であれば基本的にカッティングシートの見本帳を持っていることを考えるとカッティングシートの品番で色指定する方が話が早いかもしれません。

代表的、おすすめのカッティングシート(マーキングフィルム)のメーカーは3M、トーヨーケム、リンテックサインシステム、中川ケミカルとなります。

各メーカーとも用途によりブランド名、品番がありますが、ブランド名と品番が分かれば色味を確認することが容易になります。
各メーカーのブランド、品番はこちらです。

3M/スコッチカルフィルム→

トーヨーケム/ダイナカル→

リンテックサインシステム/タックペイント→

中川ケミカル/カッティングシート→

コーポレートカラーなど

『某チェーン店のロゴに使われているこの色!』

というように有名な色でざっくりとしたニュアンスを伝えるのも一つの方法です。
しかし、上記2点と違いあくまでもニュアンスを伝えるだけですので細かな色の違いを伝えることは出来ません。
そこまで色に対してシビアでない場合はこういった指示だけでもよっぽど問題はございません^^

印刷方法の確認

実際に印刷する際に色の細かな指定がある場合、
印刷用データの色を指定された色に合わせて印刷~
と簡単にはいきません。

印刷する際に使用するメディア、プリンター、印刷形式によっても細かな調整が発生します。

弊社では各プリンター、各メディアごとに色域をまとめた表を作っており、そこからまず近しい色を探すところから始めていきます。
近い色を見つけたら、そこからさらに色を細かく分けたものを実際に印刷して指定されたものに近づけるように、場合によっては何度もこの作業を繰り返して確認します。

色が決まったらようやく印刷用データの色を修正して印刷へと進めるのです。
ただ、ここで注意しなければならない事が2点ありますので紹介したいと思います。

色合わせは絶対ではない

指定された色に近しいものをプリンターで細かく調整はするのですが、どうしても指定したものと全く遜色のないものになるとは限りません。
印刷するプリンター・インクで表現できる色にも限界があり、弊社のプリンターでは蛍光色に近いようなものはほぼ印刷することが出来ません。

電飾シートへの色合わせ

電飾スタンドに貼り込んで使用するようなメディアの場合は日中、点灯していない状態での色に合わせるのか、夜間点灯している時の色に合わせるのか指定していただくことになります。

電飾スタンドは通常の印刷よりもインクを濃いめに印刷するので非点灯時に色を合わせる場合、点灯時に色が非常に薄くなる点も留意しておいてください。

まとめ

色を指定するのって面倒だな・・・
と思う方もいらっしゃるかと思いますが、実際のところ寸分の狂いもないような色指定でなければ、そこまで深く考えなくて良いかと思われます。

モニターの色、プリンターの色で違うものになるといっても赤色が青色になるようなことは無いわけですし、イメージしている色を教えて頂ければイメージに合わせた提案はもちろんさせて頂きます^^

サインシティは年間かなりの数の看板製作を行っておりますので、豊富な経験値というのは大きなウリと自負しております。

看板の色のご相談はもちろん、ご使用の用途に合わせた最適な看板のご提案やデザインなどもさせて頂きますので、ぜひ看板製作の際はお気軽にお声がけくださいませ!

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