看板通販サイト『サインシティ』です。
今回はサインシティで看板製作を担当しております製作チームから看板ブログを書かせて頂きます^^
サインシティは看板やアルミ複合板やカッティングシートなどの看板材料の通販だけでなく、
看板製作や各種加工もご対応をしております!
その中でも、オリジナル商品開発も随時行っておりまして、
直近では段ボールを使用しました感染症対策パーテーションは非常に多くのお客様にご導入頂けました。
(本当に有り難いです!)
『感染症対策用の段ボールパーテーション』一覧ページはこちら→
段ボールといえば梱包用の箱として使われている物のイメージが強いとおもいますが、段ボールを使った商品は意外と多く色々なことができる可能性の塊だったりします。
というわけで今回は段ボールを使ったサインシティならではのアイデアをご紹介させて頂きたいとおもいます^^
1.段ボールにも種類がある!
よく目にする段ボールといえば5mm厚くらいの茶色の段ボールになるかとおもいます。
まず段ボールの構造の基本として2枚の紙の間に波打った紙が挟まったような形になっています。
この中身の波打った部分をフルートといいますが、これがある為に段ボールは柔らかくクッション性があるのが特徴です。
その為に何か物を運ぶ時にいれる箱として使うことに向いているのです。
板のサイズが幅広くあるのも特徴で1600×2500と大きいものもある為、1枚もので大きなものを作ることができます。
なお目の向きは短手方向な為、1600以上の長いものを作る場合補強が必要になるので気をつけましょう。
またイメージとして梱包材が強いためか断面が空洞なためか、段ボールから何かを作ると安っぽい印象になりがちです。
(もちろん段ボールの扱いに長けた人のアート作品となるとまた話は変わってきます。段ボールアーティストの方の作品の生き物たちはどうやって加工してるのか不思議なくらい作り込まれた物ばかりで凄く圧巻でおすすめです)
ダンボールの厚みや性質も様々
そして段ボールには厚みや性質が違った物も存在します。
まずは1,5mm厚の薄手の段ボール、こちらは一見ペラペラに見えますが構造は段ボールと同じで、薄くて中が狭い分中の密度が高く、硬い物となっています。
また薄くて硬い分、曲げ加工をした際角が綺麗に出る為スマートな仕上がりにできます。
ただし板のサイズが小さめ(サインシティでは1200×1200)で大きな物を作りたい時に展開図を工夫する必要があります。
他には強化段ボールと呼ばれる分厚い段ボールがあります。
こちらは構造が何種類かありますが断面を見ると中身が2層、3層と重なってできているタイプと断面を見るとそもそも波うっておらず、いわゆるハニカム構造でできているものがあります。
名前の通りどちらも他とは比べ物にならない強度があります。
こちらは上記の物と比べて曲げ加工が厳しかったりしますが、木材にも迫るその強度から家具なども作れてしまいます。
2.こんなものが作れる!
まず最初にご紹介した5mm厚の一般的な段ボールは梱包材として使われることが多いと書きましたが、これを使った商品ももちろんあります。
それが窓付のパーテーションです。
(冒頭でご紹介させて頂きました感染症対策パーテーションですね^^)
こちらコロナウイルスの対策として生まれた商品で、何年も設置したままにするような長期的な使用には向かない物とはなりますが安価で軽く持ち運びが簡単で取り回しやすい物になります。
※もしも長期的に設置する場合や見栄えにこだわる方はアクリル製のパーテーションがおすすめです。
また構造もシンプルで曲げ加工、貼り加工が一切必要がないため誰でもどこでも組み立てれる優れものです。
中をくり抜いた構造になっていて付属の透明フィルムを挟んでいるため、窓口などの対面でも使えますし、単純な仕切りとしても使えます。
次に薄手の段ボールですが、こちら立方体の筒形にして何層にも積み上げる広告塔や、小物を飾るひな壇などのディスプレイが作れます。
普通の段ボールより目が細かい分フラットに見せることができ、シートを上から貼っても綺麗に仕上げることができる上に断面が薄く、目立たないからか通常の段ボールと違って安っぽさも緩和できます。
印刷と組み合わせることでデザイン性のある商品も作れます。
強度や板のサイズからディスプレイとしては大きさや用途に制限がありますが、こちらも安価で綺麗に見せたい時におすすめです。
最後に強化段ボールですが、先ほども出たように机やスツールなどの家具、イベントなどで役立つ展示台やカタログラックなどを作ることができます。
オプションとしてエッジバンドと呼ばれるカバーを断面につけることで段ボールらしさを隠すことができて見栄えよくできます。
3.段ボール製にこだわるメリットとは
段ボールを選ぶメリットとして一番に来るのが価格の安さかとおもいます。
強化段ボールは値段が跳ね上がる為、一概にはいえませんが普通の段ボールを使った商品はやはり安く抑えることができます。
誰もが段ボールは安いという認識を持っているからか、段ボールの質感が見えただけで安っぽく感じてしまうのはありますが、作り方や構造を工夫すれば隠すことも可能です。
加工にはコツが入りますが、カット自体はカッターでも段ボール向けのハサミでも出来てしまいます。
段ボールの目の性質を理解できれば目をなぞれば簡単に綺麗な曲げ加工をすることもできますし、目に逆らって折り目を入れて曲げ加工をすれば強度を高めることもできますし自立させることも容易です。
他にもイベントなどの短期間での使用となると終わった後の処分を考える必要がありますが、カッター1本あれば解体できて特別な処理の必要もない為その点も楽です。
そして何より段ボールはリサイクルできるため環境に優しいです。
自分の為にも自然の為にも段ボール製品を使うのは手軽でおすすめなのです。
まとめ
段ボールはその性質を理解して目的にあった種類を選べば様々な物に変身するコストパフォーマンスに優れた材料です。
サインシティでも様々な加工に対応していますので、ぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか?