アルミ丸パイプのアルマイト処理(表面加工)?メリット・デメリットを解説!

看板通販サイト『サインシティ』です。

今回の看板ブログは、
アルミ加工のアルマイト処理(表面加工)について、
そのメリットやデメリットをまとめさせていただきました。

サインシティでは、屋外看板のほぼ大半へ使用されております『アルミ複合板』やアルミの丸パイプ、角パイプなどの『アルミ建材』などもネット通販最安販売へ挑戦をしております!

今回のアルマイト処理に関しましては、販売しておりますアルミの丸パイプ・角パイプ・等辺アングル・チャンネル・アルミジョイナーなどで生地材という仕様とこちらのアルマイト処理されたものをそれぞれ販売させていただいております。

生地材とアルマイト処理された丸パイプ、
どちらを買えば良いの??
といった方もいらっしゃるかと思いますので、よろしければぜひご参考にいただけましたら嬉しいです^^


アルマイト処理(表面処理)とは?

はじめにそもそもアルマイト処理とは?
といった部分から書いていきたいと思います。

アルマイト処理とは、アルミニウムやその合金の表面に酸化皮膜を形成する化学処理の一種となります。

これは自然にアルミニウムが酸化する性質を利用したもので、この酸化アルミニウム層が金属表面を保護し、その処理によりさまざまな利点を生み出す処理方法となります。

アルマイト処理(表面処理)のメリット

次にアルマイト処理による主な4つメリットをご説明させていただきます。

硬度・耐摩耗性の向上

アルマイト処理により生成される酸化アルミニウムは非常に硬く、その結果、アルミニウム表面の硬度と耐摩耗性が向上します。
これは例えば、ハンドルやレバーなどの手で頻繁に触れるパーツで特に重要となります。

表面の変色・腐食を防止

酸化アルミニウム層は、表面が酸化、変色、または腐食するのを防ぐ保護膜を提供します。
これにより、アルミニウム製品は長期間にわたり新品のような状態を保つことができます。

電気が流れない(絶縁)

酸化アルミニウムは非導体であるため、アルマイト処理はアルミニウム製品に絶縁特性を追加します。
これは、電気を遮断する必要がある電子機器のケーシングなど、特定のアプリケーションで非常に重要となります。

熱伝導率が低くなる

また、アルマイト処理により熱伝導率も低下します。
これにより、熱を伝えたくない部分に対してアルミニウムを利用することが可能となります。

アルマイト処理(表面処理)のデメリット

しかし、アルマイト処理にはいくつかのデメリットもあります。
主なデメリットを挙げさせていただきます。

耐熱性が低い

アルマイト皮膜は、一般的に200度以上の温度には耐えられません。
これは、高温環境下で使用される部品に対してアルマイト処理が適用できないことを意味します。

脆い皮膜

また、アルマイト皮膜は比較的脆いため、物理的な衝撃により破損する可能性があります。
これは、頻繁に衝撃を受ける部品に対してアルマイト処理が適用できないことを意味します。

アルマイト処理(表面処理)とメッキ加工の違い

次にアルミへの加工として、アルマイト処理とは別にメッキ加工と呼ばれる処理がございます。
それぞれの違いをご説明させていただきます。

アルマイト処理とメッキ加工は、両方とも金属の表面処理方法であり、表面を保護し、製品の寿命を延ばす目的で使用されます。
しかし、そのプロセスと結果には大きな違いがあります。

メッキ加工は金属を他の金属で覆うプロセスで、その結果、被覆金属の特性を取り入れることができます。

一方、アルマイト処理はアルミニウム自体の表面を変化させ、酸化アルミニウムという新たな層を作り出すものです。こ
れにより、アルミニウムの表面が保護され、一部の物理的性質が改善されます。

アルマイト処理・メッキ加工はこのような違いがございます。

アルミ丸パイプへのアルマイト処理工程

次にアルマイト処理の工程をご説明させていただきます。
アルミ丸パイプのアルマイト処理は以下の工程で行われます。

【洗浄】
アルミ丸パイプは初めに洗浄され、油脂や酸化物が完全に取り除かれます。

【アルマイト処理】
洗浄後、アルミ丸パイプは電解液に浸され、電流が通されます。これにより、アルミニウムの表面に酸化アルミニウムの層が形成されます。

【染色(必要な場合)】
染色工程はオプションで、アルマイト層に色を付けることができます。

【封止】
最後に、アルマイト層を封止するための工程があります。これはアルマイト層をより耐久性があり、耐腐食性のあるものにします。

アルマイト処理されたアルミ丸パイプの活用事例

アルマイト処理されたアルミ丸パイプは、その特性を活かして様々な分野で使用されています。
以下にそのいくつかの事例を紹介します。

建築・インテリアデザイン

建築やインテリアデザインの領域では、アルミ丸パイプはその軽さと耐久性から高く評価されています。
アルマイト処理されたアルミ丸パイプは、鮮やかな色のオプションを提供し、耐久性と保護を向上させます。
例えば、手すりやバルコニーのフェンス、家具のフレームなどに使用されます。

自動車産業

自動車産業では、アルマイト処理されたアルミ丸パイプは、その耐摩耗性と耐腐食性からエンジン部品やエキゾーストシステムの製造に利用されます。
また、その美しい仕上がりから、カスタムカーのアクセサリーや装飾部品としても使用されます。

電子機器

電子機器の領域では、アルマイト処理されたアルミ丸パイプは、その絶縁性と美しい仕上がりから、ケーシングやフレームの製造に利用されます。これにより、デバイスは美しさを保ちつつ、内部の電子部品を保護します。

まとめ

以上のように、アルミ丸パイプのアルマイト処理は、さまざまな産業で幅広く活用されています。
そのメリットとデメリットを理解することで、より効果的な利用方法を見つけることができるかと思います。

サインシティでも看板業界のお客様から自動車、建築、リフォーム業界など様々な業種のお客様よりアルミ丸パイプ・角パイプなど建材をご購入いただけております^^

最近ではキッチンカーの材料としてのご活用やDIY用途としてもご購入いただけるお客様も非常に増えております。
(非常に有難い限りです!)

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よろしくお願いいたします!


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