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今回は下地処理剤であるプライマーのご紹介です。
プライマーとは?フィルム施工に欠かせない下地処理剤
看板の内装施工やカッティングシート・化粧フィルムの貼り付けでは、フィルムそのものの粘着力だけでは十分な密着が得られない基材があります。そこで活躍するのが「プライマー」です。
プライマーとは、フィルムを貼る前に基材表面へあらかじめ塗布しておく下地処理剤のこと。基材とフィルムの間に密着層を作ることで、接着力を大きく高める役割を果たします。
プライマーを使う3つのメリット
- 密着力アップ:無処理では十分な接着力が得られない基材でも、フィルムをしっかり固定できます。
- 剥がれ・浮きの予防:施工直後だけでなく、時間が経ってからの端部の浮きや剥がれも防止しやすくなります。
- 仕上がりの耐久性向上:特に凹凸のある基材や重ね貼りなど、施工難易度が高い場面で仕上がりの持ちが良くなります。

代表的なプライマー「3M™ ダイノックフィルム用プライマー DP-900N3」の特徴
内装用装飾フィルム「3M™ ダイノックフィルム」の施工では、専用の溶剤系プライマー「DP-900N3」がよく使われています。内装施工やリフォームでダイノックフィルムを長期間しっかり定着させたい場合に選ばれる下地処理剤です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイプ | 溶剤系プライマー |
| 成分・材質 | 合成樹脂系(レジン) |
| 容量 | 1L/18L |
| 使用方法 | 原液のまま使用 |
| 参考塗布量 | 吸い込みの少ない下地の場合で約15〜30㎡/L |
| 危険物区分 | 引火性液体(区分2)のため、保管・取り扱いに注意が必要 |
※塗布量は下地の吸い込み具合によって変動します。木口(端部)や集成材など吸い込みが多い部位は、シーラー処理など別途下地調整が推奨される場合があります。詳しくは製品の取扱説明書をご確認ください。

プライマーが効果を発揮する基材の例
プライマーは基材の種類によって相性が異なります。代表的な対応基材は以下の通りです。
| 基材の種類 | プライマーが効果を発揮しやすい理由 |
|---|---|
| 木材 | 表面の吸水性・凹凸により通常の粘着力だけでは不安定になりやすい |
| ボード類 | 表面の質感がフィルムの粘着剤と馴染みにくい場合がある |
| 鋼板 | 金属表面は密着力が低下しやすく、下地処理で安定性が向上する |
| プラスチック(一部除く) | 表面エネルギーが低い素材は粘着剤がなじみにくい |
| フィルムの重ね貼り | フィルム同士の接着は特に密着力が求められる施工 |
※ポリエチレン・ポリプロピレン・フッ素樹脂など、プライマーの効果が出にくい素材もあります。ご使用前に必ず商品の取扱説明書をご確認ください。

プライマーの基本的な使い方
施工の基本的な流れは以下の通りです。実際の作業手順や注意点は、メーカーが公開している解説動画も参考になります。
| 手順 | 内容 |
|---|---|
| ①脱脂・清掃 | 基材表面のホコリや油分をしっかり取り除きます。 |
| ②プライマー塗布 | 薄く均一になるように塗布します。原液のまま使用するタイプが一般的です。 |
| ③乾燥 | 製品の指定時間に従い、しっかり乾燥させます。 |
| ④フィルム施工 | 乾燥後にフィルムを貼り付けます。 |

プライマー選びのポイント
- 溶剤系か水性系か:施工環境や換気条件に応じて選びましょう。
- 塗布量の目安:製品ごとに参考塗布量(㎡/リットル)が異なるため、必要量を事前に計算しておくと無駄がありません。
- 対応基材の確認:貼り付ける基材とフィルムの組み合わせに対応した製品かどうか、事前確認が重要です。

まとめ
いかがでしたでしょうか。
プライマーは、フィルム施工の仕上がりと耐久性を大きく左右する重要な下地処理剤です。基材の種類や施工環境に合わせて適切な製品を選び、正しい手順で施工することで、剥がれのない美しい仕上がりを長く保つことができます。
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